引用: screenrant.com
前回、『ジェシカ・ジョーンズ』の再調査をお約束したので、当ブログとしてもさらなる深掘り調査を敢行してみました。
各エピソードのタイトルの謎
シーズン1だけでも13話もあるので、一つ一つに踏み入ることはできませんが、各エピソードのタイトルに謎のAKAという文字がついているのは、いったいどういうことなんでしょうか?
たとえば、こんな感じ。
Episode | Title |
---|---|
1 | AKA Ladies Night |
2 | AKA Crush Syndrome |
3 | AKA It’s Called Whiskey |
4 | AKA 99 Friends |
5 | AKA The Sandwich Saved Me |
6 | AKA You’re a Winner |
7 | AKA Top Shelf Perverts |
8 | AKA WWJD? |
9 | AKA Sin Bin |
10 | AKA The Kumbaya Circle Jerk |
11 | AKA I’ve Got the Blues |
12 | AKA Jewel and the Power Man |
13 | AKA Smile |
AKA とは、Also Known Asと分かりやすいように太字と大文字にしておきましたけど、これは早い話が、日本語で「またの名を・・・」という意味の略字で、「ある時は○○、またある時はXX、しかしてその実体は……!」 むむむ、どこかで聞いたことがある決めゼリフを思わせる、探偵モノ好きなら思わずワクワクしてしまうエピソード・タイトルではありませんか。
それに輪をかけ、ジェシカ・ジョーンズ(この際、どこかで見たことのある雑誌のようにJJと呼んでしまおう!)の探偵事務所の名前も、Alias探偵事務所と言い、このaliasも「別名」という意味ですから、“別名探偵事務所”という念の入れようなのであります。そもそもこのシリーズの原作であるコミックのタイトルがAlias(エイリアス)なんですから、それもごく当然のことなのではありますがね。
元スーパーヒロインはは苦悩でいっぱい?
映画『トワイライト〜初恋〜』やTVシリーズ『トワイライト・サーガ』の脚本家で、本シリーズを生み出した女性クリエイターでもあるメリッサ・ローゼンバーグ監督によれば、JJは家賃を払うにも四苦八苦していて、スーパー・ヒロインとしてのトラウマを引きずり、世界を救いたいのは山々なんだけど、個人的な問題がそれを邪魔する設定になってるそうだ。
本シリーズの生みの親の一人であり、『ヤング・スーパーマン』や『LOST』のシリーズで有名なプロデューサーのジェフ・ローブによれば、元スーパー・ヒロインだったJJは、コミックで描かれるよりももっとリアルで、薬物だとかいろんな問題を抱えていて、そういう問題から逃げてない等身大のキャラクター設定なんだとか。なので、良くあるヒロインものにありがちな、「きれいごとの世界」に陥っていないんだとか。
その他のキャラも個性派ぞろい!?
JJが事件の捜査中に知り合った超人的な力を持つルーク・ケージというキャラクターにしても、アイアン・マンやソーよりも言葉少なで、影があり、秘密主義のダークな存在で、ここでもスーパー・ヒーロー物の定石をくつがえしてくれそうな感じ。
JJに事件の調査を依頼する女弁護士で、JJを陰で支えるジェリー・ホガースというキャラにいたっては、レズビアンだったり、何でもアリのシリーズとなりそうだ。
また、時折登場するJJの過去を知るキルグレイヴというキャラは、時として観客がJJの行動についていけなくなった時の緩衝剤的な役どころになっているそうだ。
そして、何より、元子役スターで今はラジオでホストをつとめる元モデルのパッツィーという存在がJJの大親友となり、アイドルやヒロインになる苦しみを時には共有し、時には反発する反面教師的な役どころとして登場する。
これだけ彩あざやかなキャラクターがそろった、特に女性ファンには親近感の持てる等身大のシリーズには、ますます期待が持てそうだ! あなたの心の中にある「またの名を」願望、あるいは別人になる苦しみをいっしょに味わおうではありませんか!
コメント