突然ですが「トム・クルーズの代表作」と言えば、何が浮かびますか?
やっぱり、『ミッション・インポッシブル』シリーズですよね。
今回ご紹介するNetflix(ネットフリックス)で絶賛配信中の映画『アウトロー』は、これまでになかった「新しいトム・クルーズ」が観られます!
『アウトロー』ってどんな映画?
全米でベストセラーとなっている小説「ジャック・リーチャーシリーズ」を、クリストファー・マッカリー監督、トム・クルーズ主演で映画化したのが『アウトロー』です。
主人公ジャック・リーチャーは小説版では大男の設定ですが、トム・クルーズはハリウッド俳優の中でも小柄な方です。
一見ミスマッチなキャスティングでも、原作者によれば「トムが演じるリーチャーは、体格としては90%だが、リーチャーとしては100%だ」と太鼓判を押したようです。
実際に『アウトロー』を観てみると、まさに「トム・クルーズ以外はありえない!」と感じるほどの当たり役。
『ミッション・インポッシブル』のイーサン・ハントとは異なるトムの魅力が爆発しています!
ジャック・リーチャーの生き様に惚れる!
「『アウトロー』はどこが面白いの?」と問われれば、答えはひとつ。
「ジャック・リーチャーそのものが面白い!」です。
トム・クルーズと言えば、イーサン・ハントがすぐに思い浮かぶように、クールでスタイリッシュなアクションが似合う俳優…って感じないでしょうか?
一方のジャック・リーチャーは、たしかにカッコイイんですが、カッコイイのベクトルがこれまでトム・クルーズが演じてきたどの役とも違うんです。
まず携帯電話の類は持たないアナログ志向、スパイとは真逆の「とりあえず邪魔するやつはぶちのめす」ファイトスタイル。
そして、一般常識が通用しないレベルでキレ者。
…最高じゃないですか?(笑)
前半はドキドキ謎解き、後半はドタバタアクション
この映画、前半と後半でけっこうテイストが違ってきます。
前半は謎解きミステリー仕立て。連続狙撃事件の謎を解きながら真犯人を追っていく展開は、意外と?ハラハラ・ドキドキの展開です。
ジャック・リーチャーの「キレ者すぎて空気を読まない推理」(でもこれが的中)には注目です。
後半は前半とは打って変わって、ジャック・リーチャーを排除しようと闇の組織から送り込まれた工作員たちとのドタバタアクションに変貌します。
前半の緊張感もどこ吹く風。狭いお風呂場でのジャック対殺し屋2名のアクションは思わず笑っちゃうくらい楽しいシーンになっています。
そして最後は「銃なんか捨てて拳でやろうぜ」展開。応じる相手も素直すぎるけど、やっぱりトム・クルーズは近接格闘が似合う!
古き良き「カーチェイスシーン」を堪能せよ!
もうひとつ、見どころとして「カーチェイス」を挙げておきます。
トム・クルーズ自身が運転し、スタントを一切使わないで撮影されたようです。
これが実は70年代に流行したカーアクションの撮影方法を採用していて、一見するとかなり斬新なカーチェイスシーンとなっています。
ぜひご注目!
まとめ
観る人によっては「いつものトム・クルーズと違うなあ」と思われるかもしれません。
でも、そこがいいんです!御年50歳を超えて、また新たなアイコン的キャラクターができるなんて、代謝の早い針打っで映画界を考えると、本当にすごいことですから。
「いい年こいたおじさん」が画面狭しと暴れまわる映画、これは観た後に元気になりますよ!
『アウトロー』はNetflixで絶賛配信中です。お見逃しなく!
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