「イン・ユア・アイズ 近くて遠い恋人たち」はハリウッド版『君の名は。』!? 映画に込められた『新海誠』要素とは?

「アベンジャーズ」シリーズのジョス・ウェドン監督が2014年に手掛け、Netflix(ネットフリックス)でも絶賛配信中である、切ないラブ・ロマンス映画「イン・ユア・アイズ」。

主演は「クローバー・フィールド」のマイケル・スタール=デヴィッド、「ルビー・スパークス」のゾーイ・カザンが務めます。

ハリウッド版の「君の名は。」とも言われるこの映画は、ある日特殊な力を持ってしまった男女二人の、壮絶な恋をファンタジックに綴った最高傑作の恋物語なのです!

そんな大注目な今作の魅力をご紹介したいと思います。

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「イン・ユア・アイズ」ってどんな映画?

レベッカとディランは幼い頃から、まだ見ぬ知らない誰かの感覚を感じ、お互いにそれぞれが見ている光景がときどき重なってしまうことに悩まされていました。

二人は大人になり、あることをきっかけにテレパシーで繋がり、幼い頃から他人の感覚を感じ続け、長い間幻覚だと思っていたその相手は、実際にこの地球に存在する“誰か”なのだと気づくのです。

そんな二人が、初めはお互いの存在に戸惑いながらも、テレパシーで毎日会話するのが日課となり、徐々に親しくなっていくのです。

ハリウッド版「君の名は。」

共に自分の居場所が無く、生きることに疎外感を感じていた主人公の二人は、通じ合ったことにより、徐々に心を通わせ会ってみたいという気持ちが募るのですが、アメリカの南北というとてつもなく離れた距離に住んでいるためそう簡単にはいきません。

レベッカは既婚者でもあり、精神科医には、自身の特殊な力を、過去に起きたある悲しい出来事のせいだと誤解され、身動きが取れなくなってしまうことにも。

“会いたいのに会えないもどかしさ”、“心は通い合っているのにそばに行くことすらできない”。

“遠い場所から相手を想う気持ち”。

そんなこの映画は、新海誠の「君の名は。」に通ずる部分があるのではないでしょうか。

類い稀な才能を持つ女優ゾーイ・カザン

今作ヒロインのゾーイ・カザンは、「ルビー・スパークス」という映画で一躍有名になりました。

この「ルビー・スパークス」は、スランプに陥ってしまった天才作家が、小説の中で描いた自分の理想とする女性が、ある日突然目の前に現れてしまい、そんな二人がお互い惹かれあってゆくというお話なのですが、若くしてゾーイが主演・脚本・製作総指揮を務めたというのが驚きです!

また、Netflix(ネットフリックス)で配信している、「もしも君に恋したら。」では、「ハリー・ポッター」で世界的に有名になったダニエル・ラドクリフと共演し、“友情に恋心が芽生えてしまう”青春を描いたオススメの映画です。

一味も二味も違う設定

テレパシーで心が通じ合うという映画は、今までに何度か観てきましたが、この映画にしかない興味を惹かれてしまう設定があるのです。

相手の“感覚を感じてしまう“と先ほど言いましたが、レベッカとディランは、離れた相手と会話出来だけではなく、相手の心情や見ている光景、さらにそれぞれが触れた感触や肌で感じる温度まで共有してしまうのです!

そういった他の映画では観られない面白い設定こそが、この物語を“より切なく”より“もどかしく”しているのです。

これほど、お互いの存在を近くに感じることができるのに、次々に起こる障害やアメリカの南北というあまりにも遠すぎる距離によって引き離されている二人に、観ている私たちも、結ばれてほしい!と強く願わずにはいられなくなってしまうのです。

まとめ

皆さんもこの映画を観て、どこか「君の名は。」と重なる場面があるのではないでしょうか。

様々な困難が降りかかる二人は、果たして出会うことができるのでしょうか。

結末は、あなたの目でぜひご覧になってください!

ゾーイ・カザンの主演する2作品は、Netflix(ネットフリックス)で、絶賛配信中です!

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