Netflix(ネットフリックス)には、誰もが興奮した大人気映画・ドラマやNetflixでしか観ることのできないオリジナル作品、そしてなぜか病みつきになってしまうようなB級映画まで数多く配信しております。
皆さんは、Netflixで配信されている「ジュラシック・シャーク」という作品をご存知ですか?
映画好きの筆者はこれまでに数々のB級映画のレビューもしてきましたが、本作もなかなかツッコミどころ満載で、B級どころかC級映画とも呼べるほどのネタ映画でした。
しかし、気づいたら映画の終盤まで観てしまっていたくらい見入ってしまっていたのです!
そんな本作の魅力や面白かった点をご紹介したいと思います。
「ジュラシック・シャーク」ってどんな映画?
舞台は自然が広がるエルバー島。
そこでは、グラントという博士の指示のもと、安全基準を無視した石油掘削作業が行われていました。
主人公は、その噂を確かめるためにやってきた大学生の美女二人組。
そんな彼女たちに待ち受けていたのは、違法な掘削作業が原因で氷床のから目を覚ました、体長16メートルもある“伝説の古代サメ”でした。
果たして生き残ることはできるのか・・・というお話です。
主観撮影?それとも監督の手ぶれ?
第一にツッコミたくなってしまった箇所は、映画においてもっとも重要である“冒頭シーン”です。
視聴者を映画の中へと引き込みハートを掴ませるために、いきなり手に汗握るシーンを展開させたり、ド迫力のシーンを見せたりしますが・・・
本作の冒頭は、一切BGMや音響がない状態で水着の女性二人が砂浜で会話を楽しんでいるというシーンから始まります。
しかし、第3者はいないはずであるのに、”目の前で素人がカメラを回してる感”が全開なカメラワークで不自然なくらい終始ブレているのです(笑)
意図的ではないものの、以外とこれが筆者の好みのジャンルでもある“POV映画(主観撮影)”のようにも見えてしまい、意外とハマってしまいました!
スリルは少々欠けますが、その分リアル感があって良かったです。
サメに襲われるシーンで、役者が半笑い!?
本作は、セレブもハマるほどの大人気B級スプラッター映画『シャークネード』シリーズのように、低予算映画であることや映像のクオリティが低いことに目を瞑り、違う視点から観てしまえば、十分楽しめる作品なのではないかと感じました。
しかし、本作『ジュラシック・シャーク』と『シャークネード』で大きく異なる点は、ズバリ役者の演技力です。
『シャークネード』はツッコミどころ満載のネタ映画でありながらも、俳優たちの演技力はさすが!と言わんばかりの実力者揃いでした。
一方本作のキャストたちは、役者というよりも素人感が強く、観ていてこちらが監督気分で「カット」を入れたくなるほどのクオリティ(笑)
映画の続きが気になるというよりは、この役者さんたちの演技をもっとみたいというような不思議な気持ちでしょうか。
『シャークネード』とは真逆で、役者の演技にツッコミを入れたくなってしまうそんな面白さが本作にはありました。
例えば、ある人物がサメに襲われるシーンで、浜辺からそれを目撃していた男性が“なぜか一瞬ニヤッと笑っていたり”、サメに襲われ重傷を負ったはずの男性が、次のシーンでは元気になっていたりと・・・
新たなパニック・コメディ映画を観ているような新鮮な気持ちにもなりました!
まとめ
本作をご覧になったほとんどの方が記憶に残るのは、役者さんたちのちょっぴりザツな演技と、スタイルの良い水着姿の女優さんだけではないかと思いますが、『シャークネード』と同様に少し角度を変えて観てみると、映画好きの方には意外と楽しめてしまう、そんなB級映画ですね。
Netflixで配信されておりますので興味のある方はぜひご覧になってみてください!
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