『アベンジャーズ』などのアメコミ映画シリーズや実写版『ターザン』など数多くの映画に出演し、誰もが一度は目にしたことがあるであろうハリウッドスターのサミュエル・L・ジャクソン。
サミュエルが出演する私のお気に入りの映画といえば、ケヴィン・スペイシーとの共演サスペンス映画『交渉人』、そして今回ご紹介するNetflix(ネットフリックス)で絶賛配信中の「コーチ・カーター」です。
この映画はサミュエルが演じたケン・カーターという実在するバスケットボール・コーチが基になっている作品なのですが、何度も何度も観たくなってしまうような魅力がたくさん詰まっているのです!
そんな今作の魅力をご紹介いたします。
「コーチ・カーター」ってどんな映画?
舞台となるカリフォルニア州“リッチモンド高校”は、生徒の進学率も問題児な生徒ばかりが集まる学校。
そんなリッチモンド高校バスケットボール部の生徒たちは、学業もバスケの成績も悲惨なもので、おまけに生活態度も問題という最悪なチームでした。
そんなある日、かつてリッチモンド高校で伝説のバスケットボール選手だったカーターが彼らのコーチとなり熱いドラマが展開していく、実話を基にした感動の教育映画です。
教育の仕方が一味も二味も違う!
この手のスポーツ教育映画だと、限られた時間の中でひたすら厳しい練習を重ねていくのが一般的かと思うのですが、このカーターという男は、序盤は全く彼らに練習をさせないのです。
ボールを触ることすら許さずにまずは学業から専念させ、そしてひたすら体育館を走らせ、文句を言ったものには500回の腕立て伏せを命じ、学業を怠った者がいれば体育館すら閉鎖させてしまうほどの鬼コーチ。
それも彼の愛情の一つで、バラバラだったチームのメンバーたちを一つに結束させることから始めるのです。
初めは反発して体育館から出て行ってしまう生徒もいるのですが、“自分本位の考えしか持っていなかったそんな生徒たちが、仲間の分の腕立て伏せまでこなそうという思いやりのある人間へと変わっていく”姿は涙なしには観れません!
心に染み渡るカーターの名言!
カーターが生徒に向けて放つ名言は劇中にもたくさんあるのですが、その中でも心に刺さった名言で
『最大の恐怖は無力と知ることではない。最大の恐怖は自分の計り知れない力だ』
という言葉は、生徒たちと自分自身にどこか重なる部分がありました。
また、練習ではなくまずは学業を専念させたのは、“勝つこと”よりも大切なことがあると生徒たちの心の奥底にまで訴え、たとえ人生の頂点になれなくても、勉強さえすれば大学に進学することができ、将来に無限の可能性が広がっていく。という熱血でスパルタでありながらも生徒たちの未来何より大切に思うカーターの教育論に心を揺さぶられました。
まさにバスケットボール版『ルーキーズ』と言える作品と言えます。
サミュエルの演技力はお墨付き!
大統領、FBI捜査官、極悪犯罪者、一家の優しいパパ役など、どんな役を演じてもなぜか見事にハマリ役となってしまうサミュエル。
100作品を優に超える映画出演をこなしているサミュエルは、ジョニー・デップやブラッド・ピットなどを退いて、史上最も興行収入を得た俳優としてもギネス記録に認定されていた俳優なのです。
そんな史上最も数多くの役を演じてきたサミュエルが今作で魅せる、俳優“佐藤隆太”のような熱血コーチ役は、私が今まで観てきた彼の作品の中で最もハマリ役だと感じ、実在するケン・カーターを見事に体現しておりました。
まとめ
皆さんにも、そんな「コーチ・カーター」をぜひご覧になっていただきたいです。
最後に生徒たちが繰り広げる峻烈な試合、彼らの成長ぶりに思わず大興奮してしまい、かつてない熱い感動にきっと満足していただけると思います!
Netflix(ネットフリックス)で本作品は絶賛配信中です。
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