皆さんは、Netflix(ネットフリックス)で絶賛配信中の「パニック・マーケット」という映画をご存知ですか?
サメに襲われるパニック映画といえば、誰もが真っ先に頭に浮かぶスティーブン・スピルバーグの名作『ジョーズ』。
また、有名ラッパーのLL・クール・Jが出演したことでも話題になった『ディープ・ブルー』や低予算で製作されるも全米で大ヒットし、続編も好評となったた『オープン・ウォーター』などと数多くの作品あります。
そんなサメをテーマにしたパニック映画は、パニック映画の中でも群を抜く人気があり、傑作映画からB級映画まで様々ですが、この「パニック・マーケット(米題Bait)」は私が今までに観てきた“サメ・パニック映画”の中でも、『ジョーズ』シリーズの次に良作だと感じた映画でした。
今回は、そんな今作の魅力をご紹介したいと思います。
「パニック・マーケット」ってB級?そもそもその基準って何?
映画の中にはA級やB級、中にはZ級と呼ばれている作品までありますよね。
中でもゾンビや生き物の“パニック映画”は特に、著名から無名の様々な監督が手掛ける王道のジャンルでもあります。
元々これらは一昔前に、ハリウッド映画で製作費における“予算別”にAクラスBクラスと呼んでいた“業界用語”のようなものが、日本がいつの間にか“映画の面白さやクオリティの低さ(ざっくりいうと内容のくだらなさ)”などを分ける基準として、そう呼ばれるようになったそうなのです。
しかし、無名の監督が超低予算で数カ所の劇場公開からスタートしたにも関わらず、世界中で爆発的な大ヒットとなった『パラノーマル・アクティビティ』のように、低予算映画の中にも傑作映画と呼べる作品は数多く存在し、私たちが勝手に判断しているに過ぎない括りなのではっきりと言い切ることはできませんが、個人的な基準であえて括らせて頂くのであれば、今回ご紹介する「パニック・マーケット」は、『見る前のイメージ(表紙・タイトル)はB級、でも映画の中身はA級』と言える作品だと感じました!
「パニック・マーケット」ってどんな映画?
ざっくり言うと、ある日、大洪水の被害を受けた一軒のスーパー・マーケットに取り残された13人が、浸水した水面下には人食いザメは潜んでいるという状況で、脱出劇やサバイバルを繰り広げるシチュエーション・パニックです!
さらにそんな危機的な状況の中で、あることが原因でもっと最悪な状況が生まれてしまうことに・・・
従来のサメ・パニックとは一味違う!
今までのサメ・パニック映画は、登場人物たちが次々とサメに襲われるという描写でした。
しかし今作では、スーパー・マーケットという逃げ場のない環境の中で取り残された13人の中に実は“殺人鬼”が紛れ込んでおり、二つの矛先から身を守らなければならない極限の状況に置かれてしまう、というところが今作最大の魅力です!
ほんの少し音を立てることすらも許されない緊張感はジョーズ並みです!
主演の俳優にも注目!
まず私が第一に目を引いたのは、主人公を演じたゼイヴィア・サミュエルです。
彼は今作の以前から、大人気『トワイライト』シリーズや、SFの巨匠ローランド・エメリッヒ監督作『もうひとりのシェイクスピア』などに出演していた俳優で、2014年には『ヒューリー』でブラッド・ピットと共演も果たしている注目の若手俳優です。
そんな彼が緊迫感溢れる状況で観るものを釘付けにさせる演技力にも注目です!
まとめ
実は今作は、当初ヴェネツィア国際映画祭で公開されていたのですが、予想以上に大反響を呼びアメリカなど世界各国でも上映されることとなった作品でもあるのです。
好みや作品の評価は人それぞれですが、きっと満足して頂ける作品です!
Netflix(ネットフリックス)でパニック映画をお探しの方は、ぜひ「パニック・マーケット」をご覧になってみてはいかがですか?
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