皆さんは、Netflix(ネットフリックス)で絶賛配信中の「マネーボール」という映画をご存知ですか?
ある感動の実話と実在した人物を基に描かれた今作は、10年間野球が自分の人生の一部でもあった私には大興奮の映画でした。
海外には野球を題材とした映画が数多くあり、日本でも『木更津キャッツアイ』やコミック原作でドラマ化・映画化もされた『ROOKIES(ルーキーズ)』など、選手たちをメインに描いた胸が熱くなる作品ありますが、今作ではそういった映画とは異なる角度から描かれており、一味違う野球映画となっております。
そして主人公には、Netflixオリジナル作品『ウォー・マシーン』にも主演するスター俳優ブラッド・ピット。
そんな今作の魅力をご紹介いたします!
「マネーボール」ってどんな映画
野球映画といえば、ケビン・コスナー主演の『フィールド・オブ・ドリームス』や、史上最年長メジャーデビューした実話を基にしたデニス・クエイド主演の『オールド・ルーキー』など、活躍する選手を主人公に描くものが一般的です。
しかし今作では、ブラッド・ピット扮する実在したGM(ゼネラル・マネージャー)の視点をメインに描かれ、弱小チームをワールドシリーズへ導いた感動の実話に基づくストーリーとなっております。
あらすじとしては、若くして現役を引退することとなった元プロ野球選手の主人公ビリー・ビーンが、第二の人生としてメジャー・リーグ屈指の貧乏球団と呼ばれるアスレチックスのGMに就任する事になり、独自の理論である“マネーボール理論”を駆使して、そんな貧乏球団を生まれ変わらせていくヒューマンドラマです。
(ちなみに主人公が推し進めた戦法『マネーボール理論』というのは、“評価は低いが出現率の高い選手を起用する事で勝利する”という考え方です。)
ピーター・ブランドに扮した名脇役ジョナ・ヒルが凄い!
コメディ俳優といえば、ジム・キャリー、『ナイト・ミュージアム』のベン・スティラー、『ガリバー旅行記』のジャック・ブラックなどが有名ですが、今作でブラッド・ピットの相棒役に抜擢されピーター・ブランドを演じたジョナ・ヒルも凄いのです。
チャニング・テイタムとW主演した『21ジャンプストリート』など数々のコメディ映画に出演する彼は、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』でも主演レオナルド・ディカプリオの相棒役に抜擢され、本作品と同じく“アカデミー賞助演男優賞”にノミネートされたほどの実力俳優なのです。
そんなジョナ・ヒルが出演する映画はハズレがないというほど、彼の演技力が映画に絶大なる影響を与えているのです!
その理由は、とにかく“演じるキャラクターに対する役作りや熱意が凄く”、作品ごとに彼の見た目が全然違うという事には毎回驚かされてしまいます。
実話をほぼ忠実に再現した感動のストーリー
ジョナ・ヒルの基となっている人物など若干異なる部分もあるのですが、ビリーが用いた“マネーボール”理論はもちろんのこと、無名の選手を雇っていたにもかかわらず、結果的に貧乏球団がある偉業を成し遂げたこと、野球の試合展開まで細かく忠実に再現されていることも今作の魅力です。
ビリーと相棒ピーターの大胆すぎるに戦略、それが見事にチームの勝利へと繋がっていくさまにも終始ワクワクしてしまいます。
また、誰よりも球団の勝利を望んでいるビリーが、自身の球団の試合は見ずに影ながらチームを支えているという姿にも涙してしまいます。
まとめ
GMというのは、選手からも世間からも決してよく思われる存在ではありませんが、そういった視点から二人の男のドラマを見事に描いている作品です。
”諦めない男”が魅せた、夢を抱く全国民を応援する映画でもあり、野球のルールを知らず全く経験がない方にも、絶対に満足していただける作品です!
「マネーボール」はNetflix(ネットフリックス)で絶賛配信中です。
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