Netflix(ネットフリックス)で配信中の『パラサイト -半地下の家族-』は、2019年に劇場公開された韓国の映画で、韓国映画初のパルム・ドールを受賞したことで注目を集めた作品です。
その華々しい結果から「パラサイト」というタイトルだけは知っているという人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、パラサイトのあらすじやみどころをネタバレ少なめにレビューしていきます!
『パラサイト -半地下の家族-』のあらすじ
キム一家はとても貧乏な家族で、アパートの半地下に住んでいました。
ちなみに、半地下の家というのは、地面よりも半分下に住居があることから非常に住みにくく、韓国では悪条件の安い物件として知られています。
ある日キム一家の長男、ギウは友人からお金持ちなパク一家の女子高生ダの家庭教師をすることになります。
そして、身分を詐称して高学歴を偽るギウは、次第にパク家で信頼を勝ち取っていきます。
後にギウは、パク家で息子ダソンの美術の家庭教師を探していることを知り、今度は妹のギジョンをパク家に潜り込ませます。
次は父、その次は母…と、どんどんパク家の仕事を得ていくキム一家。
パク家も何の疑いもせせずキム一家を信用していきますが、息子のダソンだけは怪しいと感じ始めて・・・というのが大体のあらすじです。
気の良い金持ち一家が、貧乏なキム一家に侵食されていくという、なんとも不気味な映画ですね。。
前半はコメディ、後半はスリラー
「パラサイト」の不思議なところは、前半はコメディ要素が強いのに、段々とスリラーになっていくという物語の過程です。
キム一家は極悪人というわけではありませんが、パク一家を騙して富を得ようとしている点でいえば悪人一家と言えるでしょう。
ちょうど邦画の「万引き家族」とも似てる風合いですね。
ただ、異国の低所得層の半地下生活や富裕層との差異には、言いしれぬ気持ち悪さや不快感があり、作品全体を怪しく包んでいます。
決してホラー映画ではないので、大人の方でしたら楽しく見ることが出来るかと思いますが、スリラーであることは覚悟しましょう(笑)
まとめ
ということで『パラサイト -半地下の家族-』をまとめると・・・
- 2019年公開の大ヒット、韓流映画
- 貧乏家族が金持ち一家を騙して、富を分けてもらおうとする話
- コメディとスリラーを併せ持つ作品
韓流映画は、ちょっと懐かしい雰囲気のあるトレンディードラマとは違って、邦画にはない陰鬱さを感じさせるダークなスリラーやコメディ作品も沢山あります。
本作はその中でも秀逸な作品で、トレンディードラマ系に辟易している方にもおすすめの作品です。
海外ドラマが大好きな元シナリオライター。
月に100時間以上はドラマ・映画視聴に費やし、日々皆様におすすめできる作品を探している廃人です。
映画って本当にいいものですね。
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