今回ご紹介する映画はNetflixで配信中の『Looper / ルーパー』です。
『Looper / ルーパー』という映画は「タイムループ」モノ設定自体がなかなか特異ではあるんですが、そもそもあのジョセフ・ゴードン=レヴィットと、あのブルース・ウィリスが同一人物の青年期・壮年期を演じるというのがまた滑稽…
いや、なかなか思い切った設定だなあというのが最初にありまして。
公開当時はじゃっかん半笑い(失礼)で観に行った記憶がありましたが…
いやいや、これは半笑いなんてしてる場合じゃない、なかなかの良策でございますよ!
『Looper / ルーパー』ってどんな映画?
「タイムマシン」と聞くと、われわれ日本人はみな名作アニメ『ドラえもん』で英才教育を受けている国民です。
なので「どれどれ、今回の映画はどんなトリックを見せてくれるのかな?」と少々上から目線で楽しむこともできるわけですが…
この映画に関しては、予備知識を持たず、厳格なタイムスリップの法則など気にせず、テキトーな気分でご覧になることをおすすめします!(笑)
未来の処刑方法が斬新すぎる…
「あんまりタイムスリップの法則は気にするな」と書きましたが、タイムパラドックスの映像表現はかなり見ごたえがあります。
とにかく「未来から標的が送られてくる」のインパクトたるや。
何もない麦畑に突如、何の前触れもなく「パッ」と現れる標的。
標的が表れた瞬間、「ドン!」と銃をぶっ放して標的を射殺するルーパー。
「パッ」ときて「ドン!」
この一連のシーンだけで「この映画の未来感はすげえ!」と思うこと間違い無し!
「未来」を映像化するとこうなる!のお手本
さらに本作で注目していただきたいのが「映像化された未来」の説得力。
たとえば、ある人物が過去の世界で指を詰められたら、タイムパラドックスで現在の自分の指がなくなるとか。
なかなかエグくて説得力のある残酷表現で見せてくれるため、映画への没入感は抜群です!
他にも、作品の舞台となる近未来の「近未来感」も秀逸です。
ほどよく現代の香りを残しつつ、過剰に未来感を出さない。
未来人の服装も、乗り物も、建物の感じも、「たしかに30年後の未来はこんな感じだろうな」という説得力があります。
まとめ
この手の映画はネタバレすると一瞬で冷める傾向にありますので、今回はあえてストーリーの核心に触れる内容はレビューしませんでした。
とう言うわけで、ジョセフ・ゴードン=レヴィット演じる青年ジョーは、ブルース・ウィリス演じる老ジョーを殺すのか?それとも未来を変えるのか?
ぜひNetflixで本編をご覧ください!
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