「あなたが歴代最高傑作だと思う仮面ライダーは?」
この記事を読まれているあなたは何と答えますか?
やっぱり初代!『仮面ライダー』?
てつを最高!『仮面ライダーBLACK』?
平成ライダーの人気を不動のものにした『仮面ライダー電王』?
たしかにどの仮面ライダー作品も傑作と呼ぶにふさわいいものばかり。
人生で初めて観たライダーを選ぶ人もいれば、キャストで好きなライダーを選ぶ人もいるでしょう。
筆者がライダー最高傑作を選ぶとすれば、間違いなく『仮面ライダークウガ』。
なぜ『仮面ライダークウガ』は仮面ライダーシリーズ最高傑作なのか?
なぜ放送から17年がたった今でも、クウガを超えるライダーが登場しないのか?
現在Netflix(フリックス)でも絶賛配信中、この機会にいま一度『クウガ』の魅力を語りましょう!
『仮面ライダークウガ』ってどんなドラマ?
西暦2000年。長野県山中で古代の遺跡が発掘された。
調査団は遺跡の棺の蓋を開けたことで目覚めた何者かによって惨殺されてしまう。捜査に当たった長野県警の刑事・一条薫(葛山信吾)は、冒険家を名乗る五代雄介(オダギリジョー)と出会う。雄介は遺跡から見つかったベルト状の遺物・アークルから、古代の戦士の幻を見る。
その後、五代は遺跡の謎を調査する大学院生・桜子(村田和美)と共に長野県警を訪れるが、襲撃してきた謎の生物から人々を守るためにアークルを装着したことでクウガへと変身する。
ご存知の方も多いと思いますが、主人公の五代を演じたのは今をときめく俳優・オダギリジョー。相棒役の葛山信吾と合わせて「イケメンヒーローの走り」とも言われますが、『クウガ』の魅力はそれだけではありません。
なぜ『クウガ』は最高傑作と呼ぶに相応しい作品なのか、17年経った今でも作品を観た人の記憶に残り続けるのか、次の章からその魅力を激語りします!
『クウガ』は大人の鑑賞に耐えうるサスペンスドラマだ!
筆者が『クウガ』をリアルタイムで観ていたのは中学生の時。
当時はもう思春期真っ盛りでしたから「特撮ヒーローなんて子供が観るもの」と思って、とくに興味もなかったんですが、偶然1話めを観てから…
ドハマリしてしまいました(笑)
今でも1年に1回くらいは全話通して観たくなります。
なぜそう思うかというと、ただのヒーローショーではないから。
「実際に人間に害を及ぼす敵と、その敵と戦う仮面ライダーがいたとすれば、警察はどう動くのか」という非常にリアルなテーマを内包しているからです。
『クウガ』はこれまでの仮面ライダーにあった「改造人間」や「必殺技の前に技名を叫ぶ」といった、過去のヒーロー然とした設定や演出を廃し、徹底的にリアルにこだわった作風となっています。
さらに、五代を演じたオダギリジョー自身も、「最初はやるつもりはなかったけど、監督の『これまでにないヒーロー像を描きたい』という熱意に応えたかった」と後に語っています。
あのオダギリジョーを納得させ、今でも本人の口から語られる作品って、結構すごいと思いませんか?
怒涛のラスト3話!最後まで見逃せない!!
『クウガ』は第1話から最終話まで、本当にどの回も傑作と言っていいほどクオリティーの高い作品なのですが、中でもラスト3話はすべての特撮ヒーロー作品の中でも屈指の傑作ぞろい。
それまでの回で積み上げてきた伏線を見事に回収し、最後の最後で「究極のフォーム」に変身するクウガ、このシーンのワクワク具合は半端じゃないですよ!
ちょっと批判的な言い方をすると、商品ありきで新しいフォームをどんどん登場させる昨今のヒーローものとは異なる、「ドラマの流れでなるべくしてなる」からこそ、想像以上の感動が待っているんです。
「ヒーローものなんて子供が観るもんでしょ!」と思っている方にこそ、『クウガ』を鑑賞して目からウロコを10枚も20枚も落としてほしいですね!
まとめ
今回は筆者の思い入れたっぷりに『仮面ライダークウガ』を語ってみました。
人それぞれ、大好きなライダー、何度も繰り返し観たいライダーはいろいろあるでしょう。
Netflixでは昭和ライダーから平成ライダーまで、ラインナップが豊富です。
好きな仮面ライダー作品を観終わったからでもOKなので、ぜひ『仮面ライダークウガ』をチョイスしてみてください!
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