先日、アーロン・セルツァーとジェイソン・フリードバーグコンビのパロディシリーズ、『ほぼ300/スリーハンドレッド』や『ディザスター・ムービー おバカは地球を救う』などのレビューをいたしました。
今回は、そんな彼らのおバカなパロディ映画・第1弾となる「最”愛”絶叫計画」の魅力をお届けしたいと思います!
タイトルは、『スクリーム』などを下ネタ絡みでパロディした『最終絶叫計画』からもじったものとなってます。
さらに本作には『アメリカン・パイ』でお馴染みのあの人も登場してしまいます!
本作に登場するパロディは?
本作ストーリーの主な基盤となっているのは・・・
キャメロン・ディアスとジュリア・ロバーツが主演した『ベスト・フレンズ・ウェディング』。
トム・ハンクスがプロデュースした『マイ・ビッグ・ファット・ウェディング』。
博物館の夜間警備員ことベン・スティラー主演の『ミート・ザ・ペアレンツ』の3作品!
ラブロマンスやラブコメ映画が数多くパロディとして取り上げられている事が特徴で、さらに『ブリジット・ジョーンズの日記』、『ウェディング・プランナー』、『Mr.&Mrs.スミス』、『ポリー My Love』、『プリティ・ウーマン』、『ノッティングヒルの恋人』、『恋人たちの予感』・・・といった作品も絡めていきます。
恋愛映画だけでなく、美しきナオミ・ワッツが主演した『キングコング』や『ロード・オブ・ザ・リング』、『キル・ビル』、『スター・ウォーズ』・・・といった名作もパロディ化され、ネタの尽きないストーリーになっております!
「最”愛”絶叫計画」ってどんな映画?
『アメリカン・パイ』シリーズで知られるアリソン・ハニガンを主人公に、冒頭はレニー・ゼルウィガー主演の『ブリジット・ジョーンズの日記』のパロディからで、本人に似せる気がさらさらない大柄でぽっちゃりなブリジットが、ナポレオン・ダイナマイトにさえ振られてしまうという衝撃のオープニングと共に始まります。
ストーリーは、パロディの上にさらにパロディを重ねるといった感じで、ある意味で“ない”に等しいのでここでは省略させていただきます(笑)
第1弾はそっくりさんが登場!?
様々な映画をご存知であることが前提になってしまいますが、とんねるずの“細かすぎて伝わらないモノマネ選手権”を見ているかのような、映画マニアにしかわからない細かすぎるネタの演出にも凝っております!
また、ブリトニー・スピアーズなどの鉄板ゴシップネタを絡めた笑撃のストーリーや、イライジャ・ウッドが演じたフロド・バギンズのそっくりさん登場など、こういった所々に描かれる小ネタも中々楽しめました。
あの感動の名曲・名シーンが爆笑シーンに・・・
アリソン・ハニガン演じるジュリアの恋人が、許しを請うため、夜中の4時にラジカセを頭上にあげ、プレイヤーの名曲『Baby Come Back/ベイビー・カム・バック』を流しながら家の前に佇むシーンや、ジャーニーの名曲『Open Arms/オーブン・アームズ』とともに感動の回想シーンが流れるのですが、泣くべきなのか笑うべきなのか・・・
いえ、これは正直本作最大の爆笑のシーンでした!(笑)
ジョン・キューザックの名作『say anything/セイ・エニシング』の名シーンの再現ですね。
その他にも、ぽっちゃりで背中の待望が剛毛すぎるブリジットがキレのあるダンスを披露するシーンも見どころなのですが、このブリジットと主演アリソン・ハニガン(ジュリア)が実は同一人物だということにも大注目なのです!
その真相は、ぜひ本編でお確かめください!
まとめ
セルツァー&フリードバーグの第1弾にしては中々のパロディ作品です。
やりたい放題でくだらないパロディも、だんだんと病みつきになってしまいます!
Netflixは、本作品以外にも彼らの全シリーズを絶賛配信中です。
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