NETFLIX(ネットフリックス)オリジナル作品として配信されている、『コラテラル~真実の行方~』は、イギリス発の本格スパイドラマ。スパイ組織と陰謀が絡み合う骨太なサスペンスです!
そこで今回はこのコラテラルについてご紹介したいと思います。(※ネタバレ無し!)
コラテラルってどんなドラマ?
はじめはピザ配達人が殺される事件から始まります。
主人公の女刑事キップはこの事件が単純な凶事ではなく、背後に大きな陰謀を感じ始めます。
全体的にはイギリスにおける移民問題が軸になっており、刑事モノのサスペンスドラマでもありつつ、政治的な要素も強い作品となっていて、どこぞのティーンズ向けサスペンスドラマと違い、説得力があるのでリアリティも抜群です!
とても勉強になる・・・とまではいいませんが、すくなくともイギリスが抱える「移民問題」がどういうものかは理解が深まるかも。
「コラテラル」ってどういう意味?
コラテラルという言葉を辞書で引くと「相並んだ」「帯的な」「二次的な」「直系でない」などとかかれており、どういう意味のタイトルなのか解らない人もおおいでしょう。
これを作品の内容を踏まえて言えば「いくつもの要因が複雑に絡み合っている」というような意味だと捉えると良いかもしれません。
ようは、「絡み合った陰謀や事件を1人の女刑事がヒモを解いていくぞ!」という事でしょう。
キップ役は期待の演技派女優、キャリーマリガン!
主人公のキップを演じるキャリー・マリガンは、最近話題の演技派女優さんです。
みためはブリブリの可愛い系(!)といっても良いのに、知性と度胸を感じさせるギャップ感のある実力派。
『17歳の肖像』で主人公のジェニー、『ドライブ』でヒロインのアイリーンを演じており、英国アカデミー賞も受賞しているイギリスの方です。
『17歳の肖像』や『ドライブ』を見た事が無くても、本作でキャリーマリガンファンになるかもしれません。
サスペンスなのにまさか!犯人は即バレする
本作における犯人は物語り早々に視聴者には語られます。ただ犯人には犯人なりの事情があって事件にかかわり、キップが表の主人公なら、犯人は裏の主人公。犯人に共感を覚える人もけっして少なくないでしょう。
もちろん犯人がすぐにわかるからには、それでも面白いと感じさせる深みや人間ドラマ、頭脳戦が繰り広げられます。
「犯人はだれなんだ!」ではなく「どうしてそうなった!?」「こいつの意図はなんなんだ!」と気になって寝れない感じです(笑)
まとめ
ぶっちゃけていうと、『コラテラル』はスカッとするタイプの派手なドラマではありません。銃撃戦などのアクションシーンも期待しない方がいいでしょう。そのかわり作品の骨組みはしっかりと練られており、奥深さと丁寧さを感じます。
個人的には連続していっき見してほしい作品なので、週末にまとめてとか、毎日1話ずつとか、間を空けずに見ることをオススメします。
海外ドラマが大好きな元シナリオライター。
月に100時間以上はドラマ・映画視聴に費やし、日々皆様におすすめできる作品を探している廃人です。
映画って本当にいいものですね。
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