NETFLIX(ネットフリックス)で配信中の「ジョーカーゲーム」は昭和初期のスパイをモチーフにしたサスペンスドラマ。
丁寧で綿密な作風に普段アニメを見ていない人もウットリと大評判です。
そこで今回はジョーカーゲームの魅力、原作、そして注目すべき登場人物について紹介いたします!
ジョーカーゲームってどんなアニメ作品?
ジョーカーゲームの舞台は第一次世界大戦より前の昭和12年から始まります。
帝国陸軍の結城中佐によって作られたスパイ養成部門D機関の活躍を描くもので、D機関の機関員は大卒で特殊な特技をもつ若者ばかり。
D機関の活動による最大のポイントは「死ぬな、殺すな」。
死んだらバレるのはもちろん、相手を殺してしまったら何者かが暗躍したことがバレるので成果としては下の下というのが結城中佐の心情。
陸軍の中枢からも疎まれている彼らが、いかに裏をかいて大活躍するかが本作品の見どころです。
原作について
原作は小説「ジョーカーゲーム」(柳広司著)。
既に4冊発売されており、「ダブル・ジョーカー」「パラダイス・ロスト」「ラスト・ワルツ」という続編があり、D機関シリーズと呼ばれています。
基本的にはそこそこ登場人物のきまっているショートストーリーで、あまり本を読まない人でも読みやすい作品となっています。なお、ライトノベルではないので挿絵などはほとんどありません。
既に漫画化もされている作品ですが、今後の柳広司人気によっては実写映画化するかもしれませんね!
ジョーカーゲームといえば結城中佐
ジョーカーゲームで最も大きな存在といえば結城中佐。
おおよそ人とは思えぬ知略と冷血さ、厳しい言動から魔王という異名をもつ傑物です。
作中で最も恐ろしいのは敵よりも、この結城中佐でしょう。
過去の敵による拷問により手足が不自由になっており、義手をつけ足も引きずるように歩いていますが、実は・・・・という何から何までフェイクに包まれた男。
原作においても結城中佐の魔王感は鮮烈に描かれており、敵どころか味方もその正体を探るべく行動しますが、さっぱり正体がわかりません。
ジョーカーゲームの第二期が放映される可能性はとても低いので、詳細が気になる場合は、小説版を読破するしかないかも。
まとめ
「死ぬな、殺すな」のスパイ物語は、ガンガン人が死んでいくクライムサスペンスとは違い、バレないように行動するスパイのドキドキハラハラ感、してやったりの高揚感がたまりません。
普段アニメを見ていない人でも、ブラックリストやバーンノーティスなどのスパイ系海外ドラマが好きならかなり楽しめると思います。
海外ドラマが大好きな元シナリオライター。
月に100時間以上はドラマ・映画視聴に費やし、日々皆様におすすめできる作品を探している廃人です。
映画って本当にいいものですね。
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