みなさん、B級映画のレビューがやってきました!
なかなかストレートなタイトルで、そのタイトルからも一目でB級映画だと分かるほど(笑)
今回ご紹介するのはNetflix(ネットフリックス)で配信している「オクトパス」。
本作を知ったのは、数年前に昼のロードショーで観たのがきっかけだったのですが、2000年公開で低予算映画ということを踏まえるとそう悪くない作品で、映画マニアやB級映画好きの方にはオススメしたい作品です。
B級映画なのにも関わらず『センター・オブ・ジ・アース』や『バタフライ・エフェクト2』のマイケル・D・ウェイスが脚本を担当していることも驚きでした!
そんな本作のレビューに参りましょう。
「オクトパス」ってどんな映画?
ざっくり言うと、巨大タコが潜水艦・豪華客船を襲う海洋パニック映画です。
ブルガリアでテロリストを拘束したアメリカ人新米CIAエージェントが、潜水艦で護送する任務に就くのですが、放射能によって突然変異し巨大化したオクトパスが、移動中の潜水艦に突如襲い掛かり、テロリストが拘束されている船内のクルーたちや主人公は一体どうなる・・・と言うようなストーリーです。
B級映画にしては中々のスリル!
大きな潜水艦をあっという間に包み込んでしまいそうなほど巨大なオクトパスによって、船長やクルーをはじめCIAエージェントたちは大パニック。
船内は、脱出パニック映画『ポセイドン』を観ているかのように次々と大量の水が浸水し、徐々に行き場がなくなっていく中で繰り広げる“脱出劇”のスリルは、そこらのB級パニック映画より大迫力に描かれておりました!
登場するキャストたちはほぼ無名役者ばかりではありますが、その演技力は中々のものです。
さすが映画大国のアメリカは、たとえ無名役者と言えしっかり演劇学校などで経験を積んでいるだけはありますね。
国際テロリストの追跡劇
本作では、巨大海洋生物による船内でのパニック劇だけではなく、序盤に描かれている国際テロリストの追跡劇も見どころです!
スリップして爆発し車が大炎上するなどの描写は、序盤から視聴者を映画に引き込んでしまうほど。
また、テロリストが中々頭のキレる男であり、船内で拘束していた国際テロリストと再び奮闘することになるという事にも注目です。
起承転結がシンプルなストーリーではありますが、ハリウッド映画さながらの終始スリリングな展開や、ラストに待っている結末も非常に魅力的!
B級映画といっても、夜寝ながら観るにはもったいないくらいの作品でした。
巨大海洋生物の出番は!?
本作での一番惜しい要素は・・・
海洋巨大生物オクトパスが登場するシーンが全体を通して、2割程度かそれ以下だということ。
序盤、戦艦に激突し襲いかかるシーン以降は、しばらくオクトパスはお休み中!?そういったところはさすがB級ですね。
しかしその間は、浸水する船内からのハラハラドキドキな脱出劇や人間ドラマが繰り広げられるため、終盤まで全く飽きを感じずに観ることができます!
もちろん、終盤に繰り広げる巨大オクトパスによるパニック劇は本作最大の見どころと言えます!
映像は最新技術を駆使したハリウッド映画まではいきませんが、ほとんど気にならないほどのクオリティですし、肝心な巨大生物のCGもスリルを感じるには十分なほど大迫力です。
まとめ
Netflixで配信中の「オクトパス」は、脱力感と混沌に包まれたストーリーが魅力です!
ちなみにネット上でも海外版が視聴できるそうなのですが、YouTubeでの視聴回数が90万回以上だということも納得です(笑)
映像のクオリティを求めてしまうとイマイチに感じてしまうかもしれませんが、B級映画としてはストーリーもパニック劇も中々の良作です!
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