海外映画といったらどうしても“ハリウッド”というイメージが強いですが、デンマークやスウェーデン、韓国やインドネシアなども、日本以上に力を入れている映画(ドラマ)大国だったりしますよね!
そこで今回ご紹介するのは、ノルウェーで製作された災害映画で、Netflix(ネットフリックス)で現在配信中の「THE WAVE/ザ・ウェイブ」。
実は、世界の映画祭で大注目を浴びた作品だったことをご存知でしたか!?
世界中の映画祭で評価されたノルウェー発ディザスタームービー!
本作は、第88回米国アカデミー賞・外国語映画賞部門でノルウェー代表作品に選ばれたほどの、災害パニック映画の逸品!
今ハリウッドでも注目されている、ノルウェーを代表する監督と俳優がタッグを組んだ作品でもあるのです。
実は本作でメガホンを取ったローアル・ユートハウグ監督は、リメイク版の新『トゥームレイダー』で監督を務めることも決まっており、彼が手掛ける新たなララ・クラフトの活躍劇も楽しみですね!
「THE WAVE/ザ・ウェイブ」ってどんな映画?
本作を映画に例えるなら、『ポセイドン』と『2012』を足して2で割ったような仕上がりになっています!
世界遺産にもなっているノルウェー屈指の観光地ガイランゲルフィヨルドを舞台となり、岩山崩落によって巨大津波が起きてしまったディザスター・パニックが描かれます。
大切な家族がいる地質学者の主人公とその家族や住人たちは、岩山崩落の予兆が感知され津波が到達するまでのタイムリミットが迫る中、一体どうなってしまうのか・・・というストーリーです。
ノルウェーからハリウッドに進出した大注目のノルウェー俳優!
本作で主人公を演じる俳優は、レオナルド・ディカプリオ主演『レヴェナント:蘇りし者』のマーフィー役でハリウッドデビューを果たした、クリストッフェル・ヨーネル(主人公:父親役)。
『レヴェナント』での役どころは決して多くはなかったのですが、本作でそんな彼の活躍を存分に堪能していただくことができます!
家族を何より愛していて絶対に守りたいという父親の姿、最後まで諦めない緊迫感のある演技力など、どれも彼の演技が光ってて素晴らしかったです。
映像美だけでも観る価値あり!R・エメリッヒ監督も脱帽!?
本作で描かれるスリリングな描写は、決して低予算映画を思わせるような者ではなく、ローランド・エメリッヒ監督の『2012』や『デイ・アフター・トゥモロー』を彷彿とさせるほどの臨場感と迫力の凄さです!
さらに、視聴者側からも実際に“それ”を目の前にしているかのようなリアリティと細部までこだわった映像美には、ハリウッド以上のものを感じました!
ちなみに本作は実話を基に描かれているのですが、最大の見どころシーンは、避難警報がなってから10分の間で、それぞれの場所にいる主人公家族たちが、どんな手段を選ぶのかということです!
そして、たった10分で舞台となる街を飲み込んでしまうとされている”80m級”のド迫力な津波によるディザスター・シーンにも圧巻でした!(ノルウェーでは当時、40m級の津波が起きたそうです。)
氷河による侵食作用によって形成された複雑な入り江のことをノルウェーでは“フィヨルド”と呼ぶのですが、そのフィヨルドが崩れてしまうことによって、山でここまでの津波が起こり得るのかと驚愕でした。
残された時間が迫る中描かれるヒューマンドラマも魅力!
本作の良いところは、ただ単に映像だけで視聴者を満足させる災害映画の創りになっているのではなく、主人公や家族のヒューマンドラマにもしっかりスポットを当てて、登場人物にしっかりと感情移入できるようになっているところが、ハリウッド映画とはまた違った良さと言えるでしょう!
最後の最後までこだわったカメラワークで、視聴者を釘付けにする抜かりない監督の秀逸さにも感動しました!
まとめ
『キリング』や『ミレニアム』のようなスウェーデン・デンマークの北欧ミステリー・サスペンスも世界的に評価されていますが、ノルウェー発の本も絶対にオススメです!
興味がある方は、ぜひご覧になってみてください!
「THE WAVE/ザ・ウェイブ」はNetflixで絶賛配信中です。
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