世界中で大ヒットしたドリームワークスCGアニメーションの代表作『シュレック』は、誰もが知っている大ヒット作。
『シュレック』シリーズや、スピンオフ『長ぐつをはいたネコ』、ベストセラーファンタジー小説を実写化した『ナルニア国物語』シリーズなどで知られるアンドリュー・アダムソン監督。
私は以前、本作は彼が2011年に手掛けた『長ぐつをはいたネコ』の続編やリメイク版なのではないかと思っていたのですが、実は全く新しいストーリーで、アダムソン監督の『長ぐつをはいたネコ』よりも前に公開されていた作品だということをご存知でしたか!?
『長靴をはいた猫』がフランスでも映画化!
民謡としても有名である『長靴をはいた猫』の映画化作品は、『シュレック』のスピンオフ作品として誕生した『長ぐつをはいたネコ』が一般的に広く知られております。
しかし実は2009年に、“ヨーロッパに代々伝わるこの民謡”を軸にして、フランスでも製作されていたのです!
長ぐつ猫のプスがCGアニメーションに初めて登場したのは2004年の『シュレック2』ですが、アメリカ版とフランス版では様々なデザインの違いがあることが魅力なのです。
ストーリーも見どころ満載で、ピエールという三男坊の少年が譲り受けた1匹の猫(プス)が、持ち前の知恵と勇気でいくつものピンチを乗り越えていくアドベンチャーとなっております。
フランス映画らしいタッチが魅力!
とにかく劇中に映し出される景色や映画全体の色彩が非常に細かく色鮮やかで映像美に驚きました!
アメリカ版では西部劇テイストで描かれておりますが、本作はフランスらしいオシャレで優しいタッチになっています。
劇中の音楽もアップテンポな曲からしっとりとする曲まで盛り込まれており、最後までワクワクしながら見ることができました。
また、アメリカ版の“プス”は顔が少しふっくらしていますが、本作のプスは少しキリッとしたクールな表情になっていることや、服装が現代風のお洒落なファンションになっていること、ときどきテンガロンハットではなく頭にターバンを巻いていたりと、アメリカ版とは全く異なるデザインになっていることも魅力です。
Netflixオリジナル作品にもプスが登場!
Netflixオリジナル作品の新作(2017年6月配信開始)として登場した『長ぐつをはいたネコ:おとぎ話から脱出せよ!』は、アメリカで製作された“RPG形式”の短編ドラマです。
『シュレック』でお馴染みのプスが、おとぎ話の中に閉じ込められてしまい、そこから脱出するために様々な物語を冒険していくというもの。
プスが冒険に出る“2択のストーリー”のうちの一つを視聴者が選択して進めていきます。
つまり、観ている人がストーリーを選んでいくのです!
私も配信されてからすぐに体験してみましたが(テレビ・IOSデバイス)、子供はもちろん大人まで楽しめてしまう作品です。
「長ぐつをはいたネコ」続編も公開決定!
2018年にはアンドリュー・アダムソン監督の「長ぐつをはいたネコ」が待望の続編となって帰ってきます!
タイトルは、『プス・イン・ブーツ2:ナイン・ライブス&40シーブス/Puss in Boots 2:Nine Lives&40Thieves』。
また、同じくドリームワークスの大人気作品である、『マダガスカル』シリーズの第4弾『マダガスカル4』の公開も決定しており、こちらの方が一足先の公開となるそうです!
まとめ
アメリカ版は観たことがあるけど、フランス版はまだ観たことがないという方。
『シュレック』シリーズが好きだという方。
とにかくCGアニメーションが好きだという方など・・・
全くの別世界とデザインで描かれた本作をご覧になって観ませんか!?
オススメの作品です!
Netflix(ネットフリックス)はフランス版となる本作品、アメリカ版映画、オリジナル作品の3作品が絶賛配信中です。
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