『セブン』や『羊たちの沈黙』など、世に語り継がれるほどの傑作サスペンスと称された作品が数多くあります。
今回はそんなミステリー要素もストーリーも秀逸な傑作サスペンス5作品をご紹介したいと思います!
『傑作サスペンス』映画5選
「ハンニバル」
サスペンス好きの方なら誰もが一度は耳にしたことがあるのではないかと思いますが、トマス・ハリス原作の小説を映画化した金字塔『羊たちの沈黙』の続編にあたる作品になります。
本シリーズでハンニバル・レクター博士を怪演したアンソニー・ホプキンスの演技は、ゾッとするほど恐ろしいです!
刑務所から脱獄したレクターの狂気だけでなく、驚愕のどんでん返しや秀逸なシナリオ、ラストに待ち受けるショッキングな衝撃など…どれをとっても素晴らしい作品と言えるでしょう!
また本作では、もう一人の主人公であるクラリス捜査官を、ジョディ・フォスターに代わってジュリアン・ムーアが演じています!
「トゥルー・ロマンス」
『トップ・ガン』などで知られる、巨匠リドリー・スコット監督の弟であるトニー・スコットがメガホンを取った、サスペンス・ロマンスとバイオレンス・アクションが融合した傑作。
ざっくりいうと、ひょんなことで出会った男女が、偶然手に入れた大麻で大金を稼ぐべく旅に出る…というお話で、犯罪を犯したカップルの逃避ロードムービーになります。
脚本を務めたクエンティン・タランティーノのバイオレンス描写を、トニー・スコットが見事にテンポよくスタイリッシュに描いています!
また、“脇役の豪華さ”が本作もう一つの魅力で…ブラッド・ピット、ゲイリー・オールドマン、デニス・ホッパー、クリストファー・ウォーケン、サミュエル・L・ジャクソンといったスター俳優たちにも注目!
「マーシュランド」
アカデミー賞は皆さんもご存知のことと思いますが、本作はスペイン映画賞の最高峰である“ゴヤ賞”(スペイン版アカデミー賞)で、作品賞や監督賞や主演男優賞など10部門に輝いた傑作サスペンス・ミステリー!
1980年のスペイン。罪と悪意に覆われた“湿地帯(マーシュランド)”を舞台に、2人の捜査官が小さな田舎町で起こる連続殺人事件を追っていくお話です。
そして『ゾディアック』を彷彿とさせるような骨太で緊迫感のあるストーリーも見どころです!
田舎町で一人また一人と少女が姿を消していき、救出までのタイムリミットが徐々に迫っていく中で、町にはびこる様々な悪意が立ちふさがっていくスリルも魅力的!
「メメント」
『インセプション』『インターステラー』などの鬼才クリストファー・ノーラン監督が2000年に監督を務めたサスペンス。
妻を目の前で殺害された主人公がそのショックで記憶障害になってしまうも。、決死の覚悟で犯人探しに没頭していく姿が描かれます。
忘れないようにポラロイド写真を撮ったりメモ書きを残したり、身体にタトゥーを入れたりと…ハンディキャップのある男があらゆる手段を駆使して犯人を追っていく姿に終始引き込まれます!
映画と分かっていても主演したガイ・ピアースの白身の演技には圧倒されますし、追えば追うほど募っていく濃厚なミステリー要素と適度な緊張感も魅力的です!
「バサジャウンの影」
スペインのバスク地方を舞台に、“少女連続殺人事件”をテーマにしたサスペンス。
バスク地方のバスタン渓谷で連続殺人事件が起こり、地元出身の女性捜査官が事件を追っていく…というお話ですが、一言でいうと…大人気TVドラマ『キリング』のような感覚を楽しめる映画です!
全体的に暗い雰囲気ですが、森林や川や山などの映像がとても綺麗に映し出されており、湿った空気を常に漂わせる雨も印象的で、雰囲気だけでも本格的なサスペンスを味わうことができる作品です!
まとめ
ハリウッドの傑作サスペンスも魅力的ですが、特に筆者が印象的だったのがスペインのサスペンス映画でした。
北欧ミステリーやサスペンスとはまた違った雰囲気を楽しめる作品なので、まだご覧になっていない方はぜひチェックしてみてくださいね!
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