ネットフリックスが日本で成功するために実行すべき6つの施策

Netflix in Japan

日本進出に向けてネットフリックスはいろいろと画策していると思いますが、当然ながらその全貌はまだまだベールに包まられたままです。

最近、吉本興業がネットフリックスに資本提供を行うことが報道されましたが、少しずつ動きが見られるようになってきました。

ネットフリックスのような定額配信サービスでは、やはりキモとなるのはコンテンツです。もちろん、欧米のコンテンツも魅力的ですが、やっぱり日本のユーザが欲しているものを提供してナンボのもんですから、ネットフリックスもその辺りはちゃんと考えていると思います。

それから、最近ではブラジルやオーストラリアでもサービスを展開しているように、各国での展開時のノウハウも蓄積していると思います。

ですので、「ネットフリックスが日本で成功するための秘訣」みたいなことを管理人が偉そうなことを言うのは少し気が引けますが、まぁそこは敢えて吠えちゃいましょう。

 

ネットフリックスに(勝手に)提言する6つの施策

ということで、ネットフリックスに(あくまで勝手に)提言したい6つの施策について簡単に書いてみます。

他サービスからの乗り換えキャンペーンを行う

いろんなサービスで、「乗り換えキャンペーン」なるものをやっていますよね?

携帯電話は昔から激しく乗り換えキャンペーンをやっていますし、最近では光回線などのネット環境なんかも乗り換えキャンペーンが強調されるようになってきました。

これは、提供されるサービスが同じだから価格や品質で勝負できるからこそ、乗り換えを促すということなんだと思います。

ネットフリックスの場合、乗り換え対象といえばHuluやU-NEXTなどがありますが、もしネットフリックスが同じ価格帯の他サービスが提供しているコンテンツをカバーすれば、ユーザーはよりコンテンツが多くて便利なネットフリックスに乗り換えると思います。

携帯やネット回線みたいにややこしい手続きは不要ですし、よりたくさんのコンテンツがあって、レコメンデーション(ユーザーの嗜好性に応じておすすめのコンテンツを紹介する機能)などの利便性があれば、ユーザーは積極的に乗り換えると思います。

ダメ押しは、「乗り換えたら3ヶ月無料!」みたいな施作でしょう。具体的に乗り換えを把握するのは難しい部分がありますが、ハンドリングできれば大きなインパクトはあると思います。

光回線や WiMAX2回線とセットで拡販する

ネット回線業者とのコラボレーションも有効です。実際、ネットフリックスを使い倒すには光回線は必須でしょう。また、屋外でも使うヘビーユーザーにはWiMAX2のモバイルルーターも魅力的に見えると思います。

であれば、これらの回線を契約したユーザーにはネットフリックスの3ヶ月無料コードを提供しちゃうんです。

標準でも30日間は無料なので、それ以上無料でもあまり意味はないんじゃないか?と思うかもしれません。ぶっちゃけ、実際にはそうだと思います。しかし、回線とセットでオファーするというところがミソです。

ネットフリックスから回線業者にインセンティブを出せば、積極的にマーケティングしてくれるはずです。

ただでさえ日本では有料の動画配信サービスの定着については疑問視されている風潮がありますが、こういう状況において、初期の会員数の増加カーブが非常に重要であると考えます。

よくアップルがiPhoneの販売実績の紹介でやっているストーリーテリングの手法です(笑)余談ですが、Apple Watchについては販売数はあまり強調されていないので、実はあまり売れていないのかもしれません・・・。

ネットフリックスの日本ローンチにおいて勢い良くユーザー数が増加すれば、こぞってメディアは紹介しますし、日本人の同属意識を刺激して、「自分もみなきゃ」という心理が働くはずです(笑)

この日本人独特の心理傾向をうまく刺激してあげれば、ローンチ初期の施作としては有効だと考えます。

Netflix対応テレビに半年間の無料クーポンをつける

ネットフリックス対応テレビは各社から発売されはじめています。今年の冬のボーナスシーズンには新機種もさらにでてくることでしょう。

ネットフリックス対応のテレビを購入する人の中には、まったくネットフィリックスのことを知らずに買う人もいるかもしれませんが、たいていの人はそのネットフリックスの動向について関心がある人だと思います。

特に、4K対応のテレビを買う人なんか、「ネットフリックスで4K動画を見まくるぞ!」と鼻息を荒くしている人がほとんどだと思います(笑)

そうであれば、やっぱり人情として、ネットフリックスをお得に使いたいじゃないですか。30日間の標準の無料期間だけではなくて、もう少しプラスアルファのプレミアム感が欲しいじゃないですか。なんせ、10万円以上のそれなりの機器を買うんですから、ちょっとしたお得感をユーザーは求めているわけです。

ネットフリックスの立場で考えると、ちょっとしたオファーをプラスするだけで、末長く使ってもらえる確率が上がるのであれば、ある程度のコストはかける価値があると判断するでしょう。

プレミアムが本当に有効に機能しているかについては、ネットフリックスが得意にしているデータ解析技術を持ってすれば、すぐに判断つくかと思います。

大切なのはやはり初期のローンチだと思いますので、少なくとも今年発売の機器については何かしらのお得なキャンペーンを付加することが望ましいと思います。

民放地上波放送のアーカイブを行う(特に、ドラマとバラエティ)

今までの施作は初期のローンチでの会員増強のための施作でしたが、いよいよ本当の意味での施作に話を移りたいと思います。

それは、いかにして日本のユーザを引きつけるコンテンツを作るかということです。

今、ネットフリックスは水面下にて様々なコンテンツプロバイダーと交渉をしているかと思います。例えば、映画製作会社や民放放送局、そしてNHKです。

ネットフリックスといえば、ハウス・オブ・カードなどのオリジナルコンテンツの製作が有名ですが、実はその放映権を独占しているのではなく、提携している製作会社にも与えています。なので、同シリーズが現在はHuluでも見られるという現象が見られるわけです。

つまり、ネットフリックスはコンテンツプロバイダーやプロダクション会社とはうまくやっていく術を持っているということです。

逆に、コンテンツプロバーダーとしては自分たちの商品をネットフリックスという新たな媒体で配信できるのであれば、それだけ収益の機会を増やすことができます。

うまく交渉がまとまればWin-Winな関係を構築できるわけですが、あとは金額やその他の条件というところが勝負だと思います。

ユーザーとしては、過去のドラマやバラエティ番組、はたまたドキュメンタリー番組などがいつでも見られるとなれば、ものすごい価値を感じます。

ぜひともネットフリックスと各社には前向きに交渉に乗って欲しいと思います。

NHKのコンテンツを月替りで見られるようにする(特に大河ドラマ、朝ドラ、ドキュメンタリーを中心に)

日本のコンテンツを語る上で避けられないのがNHKです。日本のマーケットがうまく立ち上がるかどうかは、NHKとの交渉もうまくいくかにかかっていると個人的には見ています。

その理由は、なんといってもNHKには優良なコンテンツが多いということ、それから日本全国で共通のコンテンツを持っているということです。

NHKは予算的にも恵まれていて、ドキュメンタリー番組など、アーカイブ性の高い優良なコンテンツをたくさん持っています。現在は有料のサービスとしてある程度のコンテンツはパソコンで見られますが、もっと多くの番組をNetflix対応のテレビで見られるとなると、そのインパクトは絶大なものがあります。

個人的にはこれが実現されればネットフリックス対応テレビに買い換えるだけのインパクトは十分にあります。

また、地方に行くとテレビでみられるのは民放数社とNHKだけという状況もよくあります。したがって、相対的にNHKの存在感は大きくなります。また、高齢者が多くなるという傾向もあるでしょう。

このような潜在的にお金も時間もあるユーザーに対して、NHKの過去のコンテンツが見放題になるというのは、うまく訴求すれば爆発的に普及させることができるかもしれません。

中年男性向けのアニメを揃える(ガンダム、攻殻機動隊、宇宙戦艦ヤマトなど)

最後は少しネタに走っていますが、半分は本気です。

つい先日も、私はU-NEXTでファーストガンダムを一気見してしまいました。自分でも何をやっているんだ…と思いつつ、でもハマってしまうんです。でも、後悔はしていません。むしろ、じっくりと見直せて、青春時代の気持ちが蘇りました。

中年男性に限らず、各世代においてキラーコンテンツというのはあると思います。私のような40代の中年男の大半はガンダムをリアルタイムで観ていると思います。少し上の世代では、宇宙戦艦ヤマトがそれに相当するでしょう。

今一度、昔の青春時代の気持ちに帰りたい!昔に観たあの内容を今一度じっくり味わいたい・・・そう思っている人も多いはずです。

そういった人たちに対して訴求するコンテンツをどれだけ用意できるのかも大切だと思います。つまり、最新のコンテンツだけを追いかけるのではなく、少数だがコアなニーズに対応できるラインナップを揃えることも重要な施作だと思います。

ネットフリックスが日本で本格的にブレークするのは2015年の年末もしくは2016年の春以降か

さて、管理者の個人的な見解を書き並べましたが、重要なことはたったの二つです。

  1. サービスローンチ時直後にどれだけ会員数を増やすことができるか?
  2. どれだけ日本のユーザに対して訴求できるコンテンツを増やすか

まぁ、当たり前といえば身も蓋もないですが、過去に各国で展開してきているネットフリックスですから、それなりの経験と戦略は持っていると思います。

水面下の動きについても、今後ぼちぼちとプレスリリースしていくと思いますので、本サイトでも注目していきたいと思います。

本格的なブレークは、アーリーアダプターによる口コミが回り出す2015年年末か2016年の春以降だと予測します。