Netflix(ネットフリックス)で配信中の『リチャード・ジュエル』は2020年1月に公開されたクリント・イーストウッド監督の社会派な映画です。
ある男がテロ事件に巻き込まれ人生を翻弄されるお話で、実話を元にしているためか公開当時、非常に注目を集めました。
そこで今回は『リチャード・ジュエル』のあらすじや見どころをネタバレ少なめにご紹介します!
『リチャード・ジュエル』のあらすじ
リチャード・ジュエルは、法律事務所の備品担当員。夢は警察官かそれに順する法律執行者になることです。
周りのものは「微妙なデブ」とあざ笑っていましたが、弁護士であるワトソンはリチャードを一人の人間として扱い、友人として接してきました。
そしてある日、リチャードは夢を叶えるため法律事務所を辞めます。
それから10年後、リチャードは夢を叶えて大学の警備員として働いていましたが、生真面目で頑固な性格が災いしてクビになってしまいます。
そして次の職場となったアトランタオリンピックの警備員として働き始めた時、事件が起こります。
リチャードの真面目な性格が功を奏し、他のもの見落としていたテロ目的の爆弾を見つけるのです。
被害を最小限に抑えた男として一躍有名人になったリチャードですが、FBIが彼を第一容疑者として考えるようになると、今度は世間の目が冷たくなります。
そんな状況に困ったリチャードは、古い友人であるワトソンを頼り、無実を証明すべく戦い始めて・・・というのが大体のあらすじです。
良いことをしたのに濡れ衣を着せられて、マスコミやFBIを戦っていくというお話なのですが、「誰でも容疑者になりうる」という怖さを感じさせてくれる作品でもあります。
新しい時代の友情物語
濡れ衣を晴らす社会派なドラマのようにみえて、この映画は友情映画でもあります。
頑固な性格が災いして味方がいないリチャードを救うのは、10年以上前にお世話になった会社の上司である弁護士ワトソンです。
リチャードは低所得者ですから、満足な依頼料を払えるわけもなく、ワトソンは友情と正義感だけでFBIやマスコミ、世間に戦いを挑みます。
アメリカの弁護士というと、海外ドラマでは陰湿だったりひねくれ者だったりするイメージがありますが、ワトソンは超良いヤツです(笑)
友情物語として視聴すると感動も一塩ですし、「社会派なイーストウッド映画をみるぞ!」という気持ちでなくても楽しめる作品だと感じました!
『リチャード・ジュエル』まとめ
ということで『リチャード・ジュエル』をまとめると・・・
- クリント・イーストウッド監督の実話を元にした社会派映画
- テロの被害を抑えたのに、犯人扱いされた男が社会に立ち向かう話
- 主人公を助けてくれる弁護士との友情物語でもある
クリント・イーストウッドの映画はファンが多い反面、偏見ともいえる描写が多いことでも有名ですが、まずは視聴してから視聴するのも有りかと思います。
映画公開から1年以内に配信とは…ネットフリックスもすごいですね(笑)
海外ドラマが大好きな元シナリオライター。
月に100時間以上はドラマ・映画視聴に費やし、日々皆様におすすめできる作品を探している廃人です。
映画って本当にいいものですね。
コメント