たまには”静”のスパイ映画はいかが?映画『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』

マーベル映画『ドクター・ストレンジ』や、イギリスBBCのドラマ『SHERLOCK』で、今や世界的に著名な俳優の一人となったベネディクト・カンバーバッチ。

そんな彼の魅力がバツグンに光る映画を、今回はご紹介したいと思います。

Netflix(ネットフリックス)で配信中の映画『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』。

タイトルからは予想できないかもしれませんが、実はこの映画「”静”のスパイ映画」として、非常に味わい深い作品となっているのです。

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『イミテーション・ゲーム』ってどんな映画?

1939年、第2次世界大戦下のイギリスが舞台。

当時イギリス軍は敵国ドイツ軍の暗号「エニグマ」を解読するチームを編成するため、国中から暗号解読の才能のある人間を集めていました。

そのひとりが、天才数学者アラン・チューリング(ベネディクト・カンバーバッチ)。

高慢で協調性のない彼はチーム内で孤立しながらも、徐々に仲間たちとの絆を深めながら、エニグマの謎に迫っていきます。

こんな「スパイチームもの」もいいんじゃない?

ベネディクト・カンバーバッチ演じる主人公チューリングは、嘘がつけない&凄まじく空気が読めない性格なんですが、他のエニグマ解読班のメンバーもこれまた曲者ぞろい。

そんな曲者ぞろいのエニグマ解読班は「クロスワードパズルが得意」という、一風変わった選抜方法で選ばれたメンバーたちなんです。

型破りな選抜方法で集結した、まったく協調性がない仲間たちがチームとして敵に向かっていく構図…

これってまさに、僕らが大好物な「スパイチームもの」なんですよね。

『イミテーション・ゲーム』は一見、難解そうに思われるかもしれませんが、実は新しい視点からのスパイチームものとして観ると、非常にスリリングな映画へと変貌するんです!

暗号解読は非常に難解!でも引き込まれる

映画の中盤は、ドイツ軍の暗号「エニグマ」を解読するシーンが続きます。

これがまた非常に難解で、専門用語や意味不明な理屈が頻繁に出てくるわけですが、不思議と「置いてけぼり感」はないんですよね。

なぜかというと、そんな難解な部分が気にならないほど、中盤の展開がエニグマ解読班の「スパイチームもの」として上手く機能しているからなんです。

スパイ映画の代表作のひとつである『ミッション・イン・ポッシブル』では、イーサン・ハント率いるスパイチームの連携とハラハラドキドキのアクションが見ものですよね。

『イミテーション・ゲーム』でも、派手なアクション一つ無いのに、スパイアクションに匹敵するくらいの解読チームの連帯感と、エニグマの謎に迫っていくハラハラドキドキが体感できるんです。

さらに、「ついにエニグマの謎が解けた…!」の喜びもつかの間、非常に納得させられるかたちで、「謎が解けたからと言ってドイツ軍に勝ったわけではない」という現実を突きつけられます。これもスパイ映画的。

「”静”のスパイ映画」だからこそ、登場人物たちの喜怒哀楽に感情移入でき、グイグイ引き込まれる。

それが『イミテーション・ゲーム』の醍醐味なんです!

まとめ

この映画のラストで明かされる、我々が何気なく使っている「現代のとある道具」に関する事実は、かなり衝撃を受けること間違いなしです。

わたしも味わったこの衝撃をぜひ、あなたもNetflixで。

『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』ティザー

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