Season3が、2月27日(金)、日本時間の28日に放映がスタートし、世界中で注目されている最中の『ハウス・オブ・カード 野望の階段(原題:”House of Cards”)』。
今回は、物語のあらすじと、視聴するときに注目したいことについて紹介します。
ストーリーの概要
舞台は、ワシントンD.C.のホワイトハウス。主人公のフランク(ケヴィン・スペイシー)はホワイトハウス入りを目指す下院議員で、これまで22年もの長きに渡り、虎視眈々と政治家として実績を残してきました。
彼は次期大統領候補ウォーカー(ミシェル・ギル)を応援することで、自身も国務長官のポストをもらうことを約束されていました。
ところが、事態はフランクの思惑とはうらはらに、急展開。フランクはウォーカーや仲間だと思っていた議員たちにあっさりと裏切られてしまうのです。
これまで、のし上がるためには、手段を選ばなかったフランク。耐え難い屈辱を受け、彼らを堕とすことに全力を注ぎ、また、他人を操作しながら這い上がっていきます。
一方、NPO法人クリーン・ウォーター(CWI)の代表を務めているフランクの妻クレア(ロビン・ライト)も、彼の「国務長官落ち」を受け、入るはずだった資金が水の泡に。クレアもフランク同様、目的達成のためならどんな冷酷なことでもしていくのです。
登場人物それぞれの欲望と残酷さが絡み合う、群像劇のようなストーリーに、視聴者は一気に心をとらわれていきます。
ここに注目!みどころがたくさん
一番に注目したい点は、主人公フランクが視聴者に向かって語りかけるシーンを多用しているところにあります。
フランク自身が置かれている状況を説明したり、「本当のところ」を曝け出したり、格言や名言、ときには迷言も吐き出します。
”BISINESS INSIDER”によると、フランクがカメラ目線で語った総回数は、Season1で69回、Season2で41回なのだそうです。
やはり、気になって仕方ないのでしょうか。調べた人がいることにビックリしますね。
ネタばれ注意!フランクの素顔
フランクはサウスカロライナ州の小さな田舎町出身。
Season1のあるエピソードで、彼は自身の選挙区で起きた事件を解決するため、重要な局面の中にあるにも関わらず帰省します。
そしてこのエピソードで、フランクがプロテスタント派のキリスト教の信徒であるということがわかります。
フランクは自身の進退を脅かす事件を解決するため、地元の牧師に依頼し、日曜朝の礼拝で特別に説教をします。
敬虔なクリスチャンが多い、小さな南部の町で育ったフランク。とても人間性のかけらもないように思ってしまう彼にも、やはり信仰は根強く残っているのでしょうか。
カメラに向かって話すとき、誰かとの会話の節々で出てくる格言めいた言葉たち、そしてこの物語の核心である人間の欲望。
それらを紐解いていくのに重要なファクターとして、聖書を読んでいくような筋書きがあるかのように感じさせられます。
Season3がオンエア!
『ハウス・オブ・カード』Season3は、2月27日(金)、日本時間の28日に放映がスタートします。
日本でも世界同時に視聴できる日が来るのが待ち遠しいですよね。
(参考)
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