Netflixオリジナル作品として配信中の『ベルベッド・バズソー』は、ジェイク・ギレンホール主演のホラー映画。
LAのアート界を舞台に絵にまつわる恐怖のストーリーとなっていて、不気味な絵画達に一人ひとりと襲われていく様はなんどもゾッとします・・・。
ということで、今回はそんな『ベルベッド・バズソー』のあらすじや見どころをレビューしたいと思います。
『ベルベッド・バズソー』のあらすじ
モーフ(ジェイク・ギレンホール)はLAの辛口な画商。相棒は金儲けがだいすきなロードラ(レネ・ルッソ)。
ある日、新人のジョセフィーナ(ゾウイ・アシュトン)が奇妙だが素晴らしい絵画をいくつもみつけます。
それは彼女と同じアパートに住んでいる老人が書き残したもので、どれも不気味だが傑作。審美眼のあるものなら価値を見いだせる作品でした。
老人は遺言で「自分が死んだらすべて処分してほしい」と残していましたが、金に目がくらんだモーフとロードラは老人の作品を売りに出すことに・・・。あの手この手を使ってPRを行います。
モーフとロードラの予想通り、絵は大変な人気となるのですが、この絵を使って利益を出そうとした人間が次々と怪死。
モーフは恐怖のあまり、絵はやはり処分すべきと考えるのですが、時すでに遅し・・・というのが大体のあらすじです。
本作はいわゆるスプラッタ系ではなく、化物よりも死に方やストーリーでゾゾっとします。(笑)
アート業界の皮肉も描く
絵画や音楽は消費されたら捨てられる、著名な批評家の気分次第で価値が決まってしまうという現代のアート業界に対して、「そんな事考えている奴らは、絵に殺されてしまえ!」みたいな皮肉を感じる作品です。
日本の場合、映画や音楽が高名な批評家により・・・というのはあまりないですが、★の数で面白いかを判断したりすることは多いですよね〜。
アメリカの場合は、影響力の強い批評家が何人もいて、彼らのご機嫌を損ねたり、仲が悪くなると一生売れなくなってしまうなどといった状況になってるみたいです(恐)
『ベルベッド・バズソー』まとめ
ということで『ベルベッド・バズソー』をまとめると・・・
- LAのアート界をテーマにしたホラー映画
- 主演はジェイク・ギレンホール
- 絵画で悪どい商売をしようとした画商がひどい目にあう話
ベルベッド・バズソーの監督はダン・ギルロイ。前作「ナイトクローラー」でもジェイク・ギレンホールを主演に添えており、こちらも社会風刺要素の強い映画でした。
今作の評価も高いのでダン・ギルロイ&ジェイク・ギレンホールコンビの快進撃はまだまだ続くかもしれません。
ちょうどティム・バートンとジョニー・デップコンビみたいなものでしょうか(笑)
海外ドラマが大好きな元シナリオライター。
月に100時間以上はドラマ・映画視聴に費やし、日々皆様におすすめできる作品を探している廃人です。
映画って本当にいいものですね。
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