今回取り上げる作品は、あの特撮ヒーロー番組の大傑作『ウルトラセブン』。
放送から50年が経った今でも多くのファンに愛され、毎年関連イベントが開催されるほどの作品です。
かつてのファンにも、まだちゃんと観たことのない人にも、『ウルトラセブン』の魅力をお伝えすべく、微力ながら語らせていただきます!
『ウルトラセブン』ってどんな作品?
舞台は、人類が宇宙に進出し始めた近未来。地球侵略を目論み、次々と襲来する宇宙人に対し、人類は特殊部隊「ウルトラ警備隊」を組織し、地球防衛にあたっていた。
ある日、クール星人の手によるものと思われる事件を追っていたウルトラ警備隊の前に、モロボシ・ダンと名乗る風来坊が協力を申し出てきた。
彼こそが、ウルトラの星M78星雲から地球を守るためにやってきた、後のウルトラセブンである。
決して子供番組の範疇にとどまらない、リアル路線
ウルトラセブンの魅力を1本の記事で語りつくすのは到底無理な話なのですが…
筆者が夢中になった要素を挙げるとすれば、そのリアル路線、とくにミリタリー要素ですね。
人類が宇宙開発を進めていった結果、地球が宇宙人からの侵略を受けているという設定。
ウルトラセブンが放送されたのは1967年です。
あのアポロ11号計画が1969年ですから、なんとも先進的な設定だったわけです!
さらに、人類が宇宙開発を進めるということは、地球人以外の宇宙人の立場で見ると、それは侵略以外のなにものでもないという皮肉。
表向きは子供向けの特撮ヒーロー番組でありながら、新たな戦争のにおいだったり、激化する宇宙開発への警鐘だったりが見え隠れする『ウルトラセブン』は、十分に見ごたえのある重厚な作品なのです。
「どうせ子どもが観るものでしょ」と言ってナメてたら、マジで度肝を抜かれますよ!
必殺のアイスラッガーにだれもが衝撃を受けた
筆者は子供の頃、テレビの再放送で初めて『ウルトラセブン』を観たわけですが、前作のウルトラマンとは違うセブンのデザインや、アイスラッガーの鮮烈なビジュアルにグイグイと引き込まれていった記憶があります。
ウルトラアイで変身するシーンのかっこよさ、アイスラッガーを食らった怪獣の首が飛ぶ衝撃たるや!
いま考えたらだいぶ”アウト”な表現なのかもしれませんが、ものすごい爽快感がありました(笑)
だれもが身近な小道具で真似したことがあるのではないでしょうか?
だれもが憧れた?アンヌ隊員
若手の美人女優が特撮ヒーロー番組で活躍する…
今となっては見慣れたものですが、改めて『ウルトラセブン』見ると、アンヌ隊員を演じた菱見百合子さんの美しさにハッとしてしまいます。
可愛らしさと美しさと知性を兼ね備えた、これぞまさにウルトラのヒロイン!
未だにファンの方の語りぐさになっているのも頷けます。
劇中ではぜひ、アンヌ隊員の活躍にも注目してくださいね(笑)
まとめ
まだまだ語りたい要素はたくさんあるんですよ…
セブンや宇宙人の造形だったり、放送当時の背景だったり、劇中の音楽だったり、幻の12話だったり…
この記事を書くだけでも、『ウルトラセブン』が50年もの間ファンも魅了し続け、未だに書籍などで語られる理由がよくわかります。
筆者のこの熱い思いを多くの人と共有したい…
というわけで、ぜひ『ウルトラセブン』をNetflixで!
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