9月、10月に配信のNetflix(ネットフリックス)オリジナル作品は、気になるドラマが盛りだくさん!
『スター・トレック:ディスカバリー』『スラッシャー』『ザ・ベビーシッター』など早くも注目されている作品が次々に配信されています。
さて、今回ご紹介するのは10月13日よりNetflixで配信されたばかりであるTVシリーズ「マインドハンター」。
なんと鬼才デヴィッド・フィンチャー監督が手掛ける大注目の新ドラマなのです!
これまでに数多くの名作を生み出してきたフィンチャーが新たに挑戦した、そんな本作の魅力を語っていきたいと思います!
【デヴィッド・フィンチャー×連続殺人鬼】は右に出る者なし!
フィンチャーといったら、ブラッド・ピット主演で七つの大罪をテーマにしたサイコ・サスペンス最高傑作映画『セブン』というイメージが最も強いのではないかと思いますが、そこでもあっと言わすほどの凄まじいストーリーや大どんでん返し、知的で恐ろしい猟奇殺人をシリアスに描きましたよね。
全米でも4週連続で興行成績1位に輝くほどの大ヒット。
その他にも、『ドラゴン・タトゥーの女』『ゴーン・ガール』などで映画ファンから熱烈な支持を受け、製作総指揮を務め自身初のTVシリーズとなった『ハウス・オブ・カード 野望の階段』では、エミー賞を総ナメにするほど大成功しました!
そんなフィンチャーが今回手掛けたのは、彼が最も大得意とする「連続殺人鬼もの”」!!
D・フィンチャーファンであるなら絶対に観るべき作品です!
「マインドハンター」ってどんなドラマ?
本作の舞台は、“プロファイリング”という概念がまだ確立していなかった1977年のアメリカ。
主人公FBI連続殺人課の若き捜査官ホールデンは、凶悪犯に対抗するべく“犯罪心理学”を志しています。しかし、頭の固い上司からはただの裏方のお遊びだと一蹴されます。
そこで同じ志しを持つビル捜査官と共に、人間の心の闇に挑んでいくことに。
ある殺人事件の取り調べを担当したことをきっかけに、未解決事件の謎に迫っていくことになります・・・
『ハンニバル』や『セブン』のように刺激が強くてサイコパスなストーリーを想像していましたが、これまた意外。
サスペンスが苦手な方にとっては、序盤はストーリーの方向性が掴みづらい上に退屈になってしまうかもしれません。それもそのはずです。
主人公たちも教科書がない状態で、あれこれと一から模索して手探りなのです(笑)
それでもやはりドラマに引き込まれる要素が多くあり、寝る時間を惜しんで朝まで見てしまうほどの魅力があるのはさすがですね!
“狂気の中に、法則はあるのか?”
キーヴィジュアルには「狂気の中に、法則はあるのか?」というキャッチコピーがあり、
「狂気を知らずして、狂人をどう扱う?」という名セリフも飛び交いますが、そんなテーマのもと二人の捜査官を軸に、凶悪犯の心理の奥深くに踏み込んでいくことになります!
また、原作は元FBI捜査官ジョン・ダグラスが自身の経験を生かして執筆したノンフィクション『FBIマインドハンター セックス殺人捜査の現場から』を原作としており、捜査官や凶悪犯の”リアル”に説得力とフィンチャーらしさを加えて描き出されています!
70年代の雰囲気、静けさや緊張感など、全てにおいて芸術的でお洒落な世界観に!
『glee/グリー』で圧倒的な歌唱力を魅せたあの人が主演!
本作に主演するのはミュージカルドラマ『glee』のジェシー役で知られ、舞台ではトニー賞 演劇主演男優賞にノミネートされた、トップ画を飾っている俳優ジョナサン・グロフ。
フィンチャー作『ファイトクラブ』にも出演したホルト・マッキャラニー。
この二人がコンビを組むのですが、フィンチャー自身も「二人は素晴らしい役者である」と彼らの演技力を大絶賛しているほどです!
また、SF超大作ドラマ『フリンジ』に主演したアナ・トーブも出演していることや、オスカー女優シャーリーズ・セロンがフィンチャー作品の製作に携わっていることにも注目したいですね!
まとめ
D・フィンチャーファンにはたまらない作品となっています!
冒頭から開始数分でフィンチャーの飛ばし具合が凄まじいほどのスタートで、『セブン』並の狂気にもこの先期待できるかもしれませんね!
Netflixオリジナル作品の「マインドハンター」は、シーズン1全10話を絶賛配信中です。
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