「マスク」や「グリンチ」など、個性的なキャラクターをコミカルに演じるコメディ俳優のトップスタージム・キャリーが、今度は有名小説に登場するある人物を演じます。
「レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語」は、ダニエル・ハンドラー(別名レモニー・スニケット)の、世界累計7000万部以上を売り上げた大人気小説を映画化したもので、ドラマ版「レモニー・スニケット」も大注目な作品なのです。
今作では、特殊メイクを施したジム・キャリーがオラフ伯爵を演じており、アカデミー賞特殊メイクアップ賞にも輝きました。
『非常に不愉快な物語なので、ハッピーエンドの映画を観たいならば隣の劇場へ』という前代未聞のメッセージから始まる異色のファンタジー映画!
そんなドラマ版も大注目となっている今作の魅力をご紹介したいと思います。
「レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語」ってどんな映画?
ある一家の三兄弟たちに、タイトルにもある通り“不幸な出来事が”次々と降りかかってくると言うお話なのですが、ただの不幸な物語ではなく、ジム・キャリーによるコネディなタッチもあり、不幸な出来事が起こる中、三兄弟たちが協力しあって進んでいく姿もまた魅力なのです。
裕福な家庭で育ち何不自由なく育ったボードレール家の三兄弟は、一見普通の子供に見えても、実は天才的な才能を持つ子供。
14歳の長女ヴァイオレットは、世界でトップクラスの発明家。
12歳の長男のクラウスは、本好きでありとあらゆる書物を読み、一度飛んだものはなんでも記憶してしまいます。
オムツを履いている幼い次女のサニーは、たった4本の歯で岩や鉄など何でも噛み砕いてしまう噛みつき家。
そんな三兄弟がある日、外出中に自分の家が火事になり、両親が亡くなってしまったことを告げられ、莫大な遺産を相続できる年齢になるまで、後見人としてオラフ伯爵の屋敷で暮らすことになってしまうのですが、伯爵は三兄弟の遺産を手に入れようと企む悪党だったのです。
容赦ない不幸な出来事が次々と・・・
表向きは良い人を演じている伯爵ですが、三兄弟たちを車の中に閉じ込め、列車のやってくる線路に置き去りにしたりと・・・伯爵による不幸な出来事が立て続けに降りかかっていきます。
しかし兄弟たちは、どんな困難も天才的な発明と知恵を使って次々と乗り越えていくのですが、そんな不幸すぎる三兄弟をつい応援したくなってしまうのは、家族思いな彼らの人柄の良さからなのではないでしょうか。
他にはどんな不幸な出来事が待っているのか・・・それはぜひ本作品をご覧になって確かめてください!
ジム・キャリーの表情豊かな演技が凄い!
当初撮影に入る前は、同じく数多くの個性的なキャラクターを演じてきたジョニー・デップが、オラフ伯爵を演じると言う声も上がっていたのですが、多彩な顔を持つジム・キャリーが、今作では珍しく悪役に扮してそれを見事に演じきっています。
芝居掛かったセリフと独特な動きや彼の表情は名演技で、まさにオラフ伯爵はジム・キャリーにぴったりのキャラクターです!
原作の小説の中に登場するオラフ伯爵は、彼のために作り出されたのではないかと感じてしまうほどです。
ドラマ版「レモニー・スニケット」も必見!
ジム・キャリーによって2004年に公開された映画がドラマ化された「レモニー・スニケットの世にも不幸なできごと」は、なんとNetflix(ネットフリックス)オリジナル作品として製作されたもので、シーズン1の全8話がご視聴できます!
気になるドラマ版のオラフ伯爵は、「ママと恋に落ちるまで」でお馴染み、トニー賞主演男優賞俳優のニール・パトリック・ハリスが演じていることも大注目です。
海外ではシーズン2の製作も決定しているので、今後Netflix(ネットフリックス)がさらに楽しみに楽しみになってしまいます!
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