Netflix(ネットフリックス)で配信中の『聲の形(こえのかたち)』はある事件により生きる気力をなくした少年と、耳が聞こえない少女のつながりを描いた青春ドラマです。
恋愛要素もありますが、どちらかといえば主人公たちの悩みにスポットを当てており、原作の漫画は大ヒットしました!
そこで今回は『聲の形』のあらすじやみどころをネタバレすくなめにご紹介します!
『聲の形』のあらすじ
将也が小学校6年生のとき、硝子という女の子が転校してきます。彼女は先天的に耳がきこえず、そのために言葉もうまく発音できません。
硝子は筆談ノートを使ってなんとか周りと仲良くしようとしますが、将也はそんな硝子をからかい、クラス全体を巻き込んでイジメるようになっていきます。
ついには超高額な補聴器を壊したり、耳に怪我を負わせるなどに発展して学校が解決に乗り出すと、生徒はみな将也に罪をおしつけて責任逃れしてしまいます。
この時から将也はイジメられるようになってしまいます。そして将也と硝子は仲が悪いまま、硝子は転校してします。
時は流れて高校生、小学校の一件から人を信じられなくなった将也は、「硝子に小学校の時のことを謝ってから自殺しよう」と決め、硝子に会いに行にいき・・・というのが大体のあらすじです。
小学校時代のエピソードは非常に辛く、とくに硝子は可愛そうです。それから5年経って高校生になった彼らがどのように関わっていくのかが本作のみどころ。
特に将也は生きる気力を失っており、人生に落胆しているところからスタートします。
人間不信な少年少女の再生の物語
本作のヒロイン「硝子」は声が聞こえませんが、その事が主題となっているお話ではありません。
硝子は声が聞こえないからこそ人間関係に敏感であり、主人公の将也もまた「女の子をいじめた」「自業自得でいじめられるようになった」「人間不信になった」など人間関係に悩んでいます。
本作はそんな「人間関係」のありかたにスポットを当てており、ぶつかったり支え合いながら生きる少年少女の生き様が最大の見どころとなっています。
原作は週刊少年マガジンに連載された全7巻の漫画ですが、本作はそちらをコンパクトにまとめており、非常に楽しみやすく感じました!
まとめ
ということで『聲の形(こえのかたち)』をまとめると・・・
- いじめっ子がいじめられっ子になって人間不信になった主人公
- 声が聞こえない女の子がヒロイン
- 少年少女の人間関係のありかたにスポットをあてた物語
- 原作は週間少年マガジンに連載されていた同名の漫画
本作は小学校時代のエピソードがちょっぴりエグいですが、高校時代になった本編(?)からは再生の物語になるので、見終わったあとはむしろ明るい気持ちになれる作品です。
いじめた経験やいじめられた経験を持つ人にはちょっとキツい内容かもしれませんが、非常によく出来た作品なので、気になった方は是非チェックしてみてください。
海外ドラマが大好きな元シナリオライター。
月に100時間以上はドラマ・映画視聴に費やし、日々皆様におすすめできる作品を探している廃人です。
映画って本当にいいものですね。
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