Netflix(ネットフリックス)で配信中の『引っ越し大名!』は、星野源が主演するコメディ色の強い時代劇です。
「お国替え」をテーマとした内容となっており、時代背景を知っていると更に楽しい映画となるでしょう。
そこで今回は『引っ越し大名!』のあらすじや、知っておきたい時代背景などをネタバレ少なめに紹介します!
『引っ越し大名!』のあらすじ
姫路藩主の松平直矩は、幕府によりへ豊後国日田藩へのお国替えを命じられます。
これまでにも何度もお国替えを行ってきた姫路藩は資金的に余裕はありませんでしたが、お国替えを成功させなければ切腹を命じられてもおかしくない時代。
そんなお国替えの企画役に、書庫番の春之介(星野源)が命じられます。
春之介は引きこもりがちの男でしたが頭がよく、お国替えの費用を削減するべく様々な案をつぎつぎと出しました。
たとえば、荷物をできるだけ減らすために藩士に強制的に断捨離させたり、荷物を運ぶ人を雇わなくても済むように藩士を鍛えたり・・・。
そんな中、春之介の前任である板倉の娘、於蘭(高畑充希)と出会って恋心を抱くようになり・・・というのが大体のあらすじです。
星野源や高畑充希の他に、及川光博や向井理、高橋一生、濱田岳、西村まさ彦などベテラン勢が脇を固めており、非常に楽しい時代劇エンターテイメントに仕上がっていますよ!
『引っ越し大名!』を見る前に知っておきたい事
ところで、藩主である松平直矩は実在した人物です。
松平家は名家としても知られていますが、「(幼少時に)幼すぎる」「従兄弟とお家騒動を起こした」などの理由で何度も「お国替え」を命じられ、映画のタイトルでもある「引っ越し大名」というあだ名がつけられていた人物でした。
ちなみに「お国替え」は、参勤交代よりも更に多くのお金が必要で、引っ越しを命じられた大名は力を大きく失ったと言います。
松平直矩も生涯でかなりの回数の引っ越しをしたために、常に借金まみれだったそうです・・・。
そんな「引っ越し大名」をテーマにした映画作品は殆どなく、ちょっと珍しい映画ですね!
まとめ
ということで『引っ越し大名!』をまとめると・・・
- 「引っ越し大名」である松平直矩は実在した人物
- 引っ越し奉公を命じられた書庫番の男(星野源)が主人公
- コメディ色が強い時代劇。恋愛要素もあり
映画のジャンルとしては「超高速!参勤交代」シリーズに似た作品なので、同シリーズが好きなのであれば、間違いなく楽しめる作品でしょう。
監督などは違いますが、特に気にせず楽しめるかと思いますよ!
海外ドラマが大好きな元シナリオライター。
月に100時間以上はドラマ・映画視聴に費やし、日々皆様におすすめできる作品を探している廃人です。
映画って本当にいいものですね。
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