またしてもおバカパロディ映画のレビューがやってきました!
先日レビューした、アーロン・セルツァー&ジェイソン・フリードバーグのおバカパロディ映画、第4弾です!
今回もたっぷり魅力をご紹介いたします。
「ディザスター・ムービー おバカは地球を救う」ってどんな映画?
主人公のウィルが夢の中で、一人の女性に「私らもあんたも皆んな死んで2008年8月29日に人類は滅亡する。あんたの運命はこれにかかってる」と言い放たれ見せられたのはクリスタルスカル。
目を覚ましたウィルが日付を見ると今日が地球滅亡の日。
学校で16歳のパーティを開いたウィルが大勢で楽しんでいると、のん気で早口なアナウンサーによる速報が突如入り、地球各国が大パニックになっていることを知ります。
タイトルの文字通り、そんな主人公たちが地球を救うために奮闘します。
本作で描かれているパロディ映画は?
本作のパロディは、作品数が物凄いことに!
『インディ・ジョーンンズ』『ジュノ』『紀元前1万年』『ウォンテッド』『アイアンマン』『ハルク』『ヘル・ボーイ』『魔法にかけられて』『ダークナイト』『ハイスクール・ミュージカル』『ハンナ・モンタナ』『ハンコック』『セックス・アンド・ザ・シティ』『ナイト・ミュージアム』『ノーカントリー』『カンフーパンダ』『アルビン/歌うシマリス3兄弟』・・・などなど
本作にちらっと登場するキャラクターや、全体を通して大活躍してくれるキャラクターなど様々ですが、セルツァー&フリードバーグの作品の中では史上最多となるパロディ映画数と言っても過言ではないほど数多くの作品が盛り込まれております!
本作の見どころとは?
『紀元前一万年』を真似した冒頭から始まるのですが、いきなりマンモスに踏み潰されてしまったり、それでもなぜか生きていたりと、しょっぱなからぶっ飛び度はMAX!
個人的にツボなのは、「アマゾンの買い物で一日つぶしちゃったよ」と、滅亡する地球から逃げる時間がなくなってしまったことを後悔するバットマン。
『ハイスクール・ミュージカル』からは、お馴染みの曲をくだらない下ネタに替え歌し、歌って踊るあのエンディングシーンを再現します。
これまたどうしようもないのかと思いきや、意外と歌もダンスもキレていておまけに尺が長い!!
妊娠している『ジュノ』のヒロインが、女装したゲイと格闘を繰り広げるシーンも中々中の衝撃。
『魔法にかけられて』の超ド天然お姫様と同様に、登場してから彼女らは主人公たちと共に行動することになるのですが、その面白さは出る度に笑ってしまうほど。
何度も言いますが、これでもかというキャラがオリジナルとはかけ離れたぶっ飛び具合になっているため、きっと皆さんも「このキャラがツボ!」というのが絶対に見つかると思います!
ディザスター要素は!?
本作は、タイトルに“ディザスター・ムービー”とありますが、パニック映画ばかりをパロディに盛り込んでいるわけではないのです!
ディザスター映画の要素としては、『デイ・アフター・トゥモロー』&『クローバー・フィールド』ばりの地球滅亡パニックが軸になっております。
予想の範囲内ですが、ディザスター・ムービーとしては有名作品と比べるとやはり物足りません。
しかし、ゾンビ・コメディ映画などのように、本作もディザスター・コメディ映画として割り切って観ていただければ申し分ない完成度です!
壊滅しつつある地球を舞台に、これでもかというほど登場する映画キャラクターたちによるコミカルストーリーは、それ以上に見どころです!
Netflixは、彼ら監督によるおバカパロディ映画全5作品を絶賛配信中です。
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