「漫画を描く」で人は熱くなれる!『バクマン。』は青春バトル映画だ!

あなたは「人気漫画の実写映画化」と聞いて、どんな感情を持ちますか?

「大好きな漫画が実写化される!これは期待」

「どうせ駄作になるに決まってるだろ…」

原作漫画への思い入れで様々な感情があると思います。巷では実写映画化論争が巻き起こっているくらいですからね。

今回紹介する、Netflix(ネットフリックス)で配信されている『バクマン。』は、間違いなくその論争に一石を投じる作品です!

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『バクマン。』ってどんな映画?

『バクマン。』は画力の才能がある真島最高(佐藤健)と、文才と発想力がある高木秋人(神木隆之介)が、集英社『週刊少年ジャンプ』でのマンガ連載を目指して奮闘する姿を描いた映画です。

原作は週刊少年ジャンプで2008年から2012年にかけて連載されました。その反響は大きかったようで、連載開始後から低年齢層のジャンプ編集部への持ち込みが急増したそうです。

「ジャンプ」といえばバトル漫画、スポーツ漫画、ギャグ漫画が主流ですが、「漫画家のタマゴが漫画を描く漫画」がここまでヒットしたのは、先例がありません。

『バクマン。』にはバトルやスポーツの熱狂に負けないだけの、漫画に賭ける熱量があるんです!

徹底したリアル志向!「漫画家の闘い」を見よ!

映画は原作と同じく集英社の「週刊少年ジャンプ」編集部が舞台となり、劇中には『ドラゴンボール』『スラムダンク』『ONE PIECE』など歴代のジャンプ漫画が大量に使用されるなど、徹底的にリアル志向が貫かれています。

それだけでも、往年のファンは嬉しいのですが、この映画で驚くのは「漫画を描く」というテーマに真摯に向き合っていることです。

劇中では少年漫画雑誌の頂点である「ジャンプ」に連載を持つということの、過酷さ、難しさをまざまざと見せつけられます。その凄惨さたるや。

何万人といる漫画家志望者の中でも、本当に一握りの人間が連載できるのが「ジャンプ」。しかも長期連載となると、天才の中の天才でもなければ成し得ない大業です。

その奇跡とも呼べる大業に挑む高校生ふたりの姿に、自然と応援する気持ちが生まれ、映画を観終わった後に「自分も頑張ろう!」と思える…これこそ、映画の醍醐味ですよね。

青春時代にジャンプを読んで育った世代も、現在進行形のジャンプ読者も、確実に心を掴まれます。

感動のエンドロールは年間ベスト級!

わたしがこの映画で「一番の名シーンは?」を問われたら「エンドロール」と答えます。

「えっ、本編じゃなくて?」と思われるかもしれませんが、わたしは『バクマン。』のエンドロールで感動のあまり泣いちゃいましたよ(笑)

そこにあるのは、まさに圧倒的な「ジャンプ愛」。ジャンプ世代にはたまらないエンドロールとなっています。

個人的には、動画配信サービスNetflixの利点を活かして、エンドロールだけ何度も繰り返して観てほしいくらいですからね(笑)

まとめ

実は、この映画が公開される前は『バクマン。』のファンの間で「最高と秋との役、逆じゃない!?」という声が多く上がりました。

漫画原作の実写映画って、どちらかというとファンから否定的な意見が上がりがちですが、わたしは「『バクマン。』の主人公のキャストは間違ってないし、漫画原作映画の大傑作だ!」と胸を張って言いたいですね。

それくらい、自信を持っておすすめできる『バクマン。』は、Netflixで絶賛配信中です!

『バクマン。』ティザー

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