Netflix(ネットフリックス)で絶賛配信中のパニック・スリラー映画「ザ・インシデント」。
ホラー映画の予告編などでも一度見たことがあるという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
本作を鑑賞するのは3度目だったのですが、やはり何度観ても、先の内容が分かっていても心臓がバクバクしてしまうほど手に汗握ります!
最近のホラー映画に満足されていない方や、冷や汗をかくほどスリリングな映画を観たいという方にはきっと満足していただける作品だと思います。
そんな本作の魅力をご紹介いたします。
「ザ・インシデント」ってどんな映画?
本作は『ザ・ウォード 監禁病棟』などのように、法を犯した精神障害者を収容する施設が舞台となるのですが、その施設でコックとして働いている若者ジョージ、マックス、リッキーら3人がメインキャストとなります。
また、3人は施設でアルバイトをしながら同じバンドを組んでいて音楽で成功することを夢見ています。
もちろん精神科保護施設には危険な人物が大勢収容されているため、万全のセキュリティーが完備されています。
そう思われていたある日、大豪雨によって施設内が停電してしまい暗闇の中で大パニック。さらには全てのセキュリティードアが開いてしまい、危険な患者たちが一斉に施設内をさまようことになるのです。
そんな無法地帯となった収容施設を舞台に、決死のサバイバル劇が描かれます。
電気系統制御不能な究極のシチュエーション・スリラー!
『ミッション・インポッシブル』シリーズなどでも、収容所のセキュリティーが切れ危険な犯罪者たちが暴動を起こす・・・というようなシーンもありましたが、本作はそれ以上に危険人物が集まる場所です。
電気系統が制御不能、大事なセキュリティーシステムも全て機能しなくなってしまい、さらには真っ暗な暗闇の中という“超究極のシチュエーション・スリラー”が描かれているのです!
前半部は若者3人のストーリーなどが描かれ少々退屈だったりするのですが、中盤に停電してからが本作最大の見どころで、そこからは終始暗い状態での恐怖シーン・グロテスクシーンなどがテンポよく連続して描かれていきます。
密閉空間ホラー×サイコスリラーというような、ありそうでなかった究極の組み合わせによって映し出される描写は、そこらのホラー映画とは比べモノにならないほどの絶望感やスリルがありました!
現実?それとも妄想!?
単純に恐怖やスリリングという観点から観れば、中盤から後半にかけて映し出されるハラハラ・ドキドキの展開はそれだけでも見応えがあるのですが・・・
本作で描かれているラストにつながるオチや、終盤で「これってどういうこと?」と疑問に思わせるような描写も本作の面白要素です。
そういった意味では『シャッター・アイランド』にも勝るのではないでしょうか。
“一体どこからどこまでが真実なの?”と考えさせられざるを得ないような、視聴者に様々な意味付けを与えてくれるエンディングにもとても魅力を感じました!
2度目、3度目と、観る回数を重ねていくことで、新たな疑問や答えが生まれてくるのも本作の楽しみ方の一つですね。
まとめ
ホラー映画がお好きな方で、あまりパンチのない作品に飽き飽きしていた方などにはぜひオススメしたい作品です。
怖くてスリリングなだけではなく、サスペンスやミステリー要素もしっかり描かれている点も良かったです。
また、『ハリー・ポッター』シリーズの狼男グレイバックを演じたデイヴ・レジーノや『ヘル・ボーイ』のルパート・エヴァンスといった俳優たちも出演しているので、主要人物を演じるキャストにも注目したいですね!
「ザ・インシデント」はNetflix(ネットフリックス)で絶賛配信中です。
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