コメディ俳優ジム・キャリーに匹敵するほど笑いのセンスがあるエディ・マーフィといえば、やはり『ビバリーヒルズ・コップ』や『ドクター・ドリトル』シリーズ。
『星の王子 ニューヨークへ行く』や『アイ・スパイ』なども傑作ですし、声優を務めた大人気CGアニメ『シュレック』でロバのドンキー役は彼のキャラクターにぴったり合っていましたよね。
今回ご紹介するのは、エディ・マーフィが2012年に主演したコメディ映画で、Netflix(ネットフリックス)で絶賛配信している「ジャックはしゃべれま1,000(せん)」という作品です。
彼の面白さや演技力を存分に味わうにはやはりこの映画が一番です!
そんな本作の魅力をたっぷりご紹介いたします。
「ジャックはしゃべれま1,000(せん)」ってどんな映画?
エディ・マーフィ演じる出版代理人のジャック・マッコールは、これまでに多くの仕事を成功へと導いてきたのですが、それは彼の“巧みな話術や嘘”によるものでした。
ある日、シンジャというスピリチュアルな指導者と出会うのですが、彼と会ってからというもの、裏庭に突如大きな木が出現します。
なんとその巨木は、“ジャックが一言発するたびに葉が一枚ずつ散ってゆく”のでした!
気づいた頃には残りの葉が1000枚になってしまい、言葉を発することができるのも当然1000語だけ。
さらに、その葉が全て散った時にジャックの命も失われてしまうというのです。
そんな自分の話術を武器に生きてきたジャックが繰り広げるドタバタ劇に一瞬も目が離せません!
“エディ・マーフィ”ワールド全開!
エディ・マーフィは少年時代からコメディアンとして活躍していたというだけあって、人々の笑いを取る才能はスクリーンの中でも存分に発揮されていますよね。
テンポの良いマシンガントークは、観ているこちらが圧倒されてしまいますし、エディ・マーフィのほとんどの声優を務めている山寺宏一が本作でも吹き替えを担当しているというのも魅力で、エディの面白さが最大限に発揮されています。
劇中でも爆笑シーンがたくさん描かれているので誰と観ても楽しめる作品です。
特に、神聖な場所でヨガをしているジャックが、音楽に合わせて小声でマイケル・ジャクソンの「wanna be startin’ somethin’」を歌ったり、コーヒーショップの長者の列を“妻が妊娠した”と偽って先頭に並んでしまったりと・・・
とにかく彼にしかできないコミカルな演技を心ゆくまで堪能できることは保証します!
セリフのないエディ・マーフィの演技も秀逸!
言葉の数が限られてしまったジャックに、次から次へと喋らなければいけない状況が降りかかるのが、とても笑えてしまうのです(笑)
大事な商談で会話をしなければならない状況や、上司からの内線電話、妻との大切なコミュニケーションなど。
これまではマシンガントークでおしゃべり人間だったジャックが、必要最低限以外は言葉を発しないように、ジェスチャーや顔の表情の変化、喋る人形のおもちゃまでを使って伝えようとします。
エディ・マーフィの演技力がどれだけ凄いのかという事をまじまじと見せられた作品でした。
そして最大の見どころは、「言葉が限られてしまった中で、命を削ってでも伝えなければならない言葉があるとしたら、最後にジャックは誰に、何を伝えようとするのか」という事です!
ジム・キャリー主演の『イエスマン』のようにドタバタコメディが展開していきながら本当に大切なことに気づいていき、笑って・泣けて・感動するという王道の三拍子が揃っている作品と言えるでしょう。
まとめ
数々の名作に主演してきたエディ・マーフィですが、本作をまだご覧になったことがないという方はぜひご覧になってみてはいかがですか?
刻々とリミットが迫る中、ジャックは本当に大切なことに気づくことができるのでしょうか。
この事態を乗り切ることはできるのでしょうか。
気になる続きはぜひNetflixで!
コメント