Netflix(ネットフリックス)で配信中の『ヤスケ』は、かつて日本に実在したアフリカ系黒人の武士の活躍を描いたアニメです。
「黒人の侍だ!」と海外では話題になり非常に注目されている作品なのですが、なぜか国内ではそれほど話題になっていません。
そこで今回は「ヤスケ」のあらすじや、知っておくとより楽しいヤスケの情報などを、ネタバレ少なめにご紹介します!
『ヤスケ』のあらすじ
安土桃山時代、ヤスケは遠い国から下僕として日本に売られてきました。
ヤスケは非常に身体能力が高く、普通の日本男児では歯が立ちません。
実力主義の織田信長はヤスケを気に入り、下僕の身であったヤスケを武士へと昇格させ身内に引き入れます。
ヤスケは信長に忠義を尽くしますが、信長が倒れると主君をなくし、放浪の旅に出ます。
この頃、悪の術を使う大名が不思議な力を持つ少女咲希を狙っており、ヤスケは咲希を守る事になって・・・というのが大体のあらすじです。
監督は「キャノン・バスターズ」を制作したラション・トーマスですがアニメーション制作は、うしおととらや賭ケグルイ、どろろや進撃の巨人、呪術廻戦などを担当したMAPPAです。キャラクターデザインはサムライチャンプルーやルパンシリーズ(次元大介の墓標、血煙の石川五エ門、峰不二子の嘘)を担当した小池健ですので、日本人に見やすいタッチとなっています。
『ヤスケ』を見る前に知っておきたい事
歴史を知っておくと、ヤスケは更に楽しみやすいと思います!
まず史実では、ヤスケがどうやって信長の家臣となったのかがある程度語られています。
1581年、ある宣教師が信長に面会した時、黒人の奴隷(ヤスケ)を連れてきたそうで、その大きな体つきに驚いたといいます。
当時の日本では、黒人の存在は知られておらず、信長も生まれつき肌が黒いということが信じられなかったと言います。
そして1582年の記録では、信長がヤスケという身長182cmの黒人を連れていたそうです。
1582年といえば信長が本能寺で死没した年でもあり、このことからみてもヤスケと信長の関係は1年程度だったことがわかります。
作中でも早々に信長の時代は終わっており、その後のヤスケの活躍がメインとなっています。
ちなみに史実では本能寺の変の際、明智光秀はヤスケを殺さず、治療を受けさせたところまでがわかっていますが、その後どうなったのかはわかりません。
『ヤスケ』まとめ
ということで『ヤスケ』をまとめると・・・
・日本に実在したアフリカ系黒人武士の話
・内容はファンタジックで超能力、化け物などが出てくる
・監督は「キャノン・バスターズ」を制作したラション・トーマス
・制作は日本のMAPPA、キャラクターデザインは小池健
ヤスケは6話で完結しており、合計しても3時間程度で見れてしまいます!
気になった方はネットフリックスでイッキ見してはいかがでしょうか!
海外ドラマが大好きな元シナリオライター。
月に100時間以上はドラマ・映画視聴に費やし、日々皆様におすすめできる作品を探している廃人です。
映画って本当にいいものですね。
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