「トップガン」を手掛けたトニー・スコット監督といえば、「ブレードランナー」「ロビン・フッド」「エイリアン」シリーズなどを手掛けた巨匠リドリー・スコット監督の実の弟という事でも有名で、兄の才能を受け継いだ才能溢れる監督です。
トニー・スコットが手掛けた数々作品の中でも一押しの作品なのが、今回ご紹介するNetflix(ネットフリックス)で絶賛配信中の「サブウェイ123 激突」。
『サブウェイ・パニック』のリメイクとなる今作の主演には「フライト」「トレーニング・デイ」などの名優デンゼル・ワシントン。
アフリカ系アメリカ人としては2人目となるアカデミー賞主演男優賞に輝いた俳優なのですが、特に「フライト」での名演技は驚愕でした。
さらに悪役には、かつて「サタデー・ナイト・フィーバー」で世界中を虜にしたあの人が!?
地下鉄を舞台に二人の男の闘いを描いた今作は、見どころたっぷりのパニック・サスペンスです!
「サブウェイ123 激突」ってどんな映画?
ある日、ニューヨークの地下鉄運行司令室で働く主人公のガーバーは、地下鉄で電車が緊急停止したことに気づきます。
さらに、その電車はなぜか一両だけ別の車両と切り離されて停止していました。
嫌な予感がしたガーバーが無線で列車にコンタクトを取ると、無線に答えるのは自らを“ライダー”と名乗る謎の男であり、彼は車両に乗っていた19人を人質にして地下鉄をジャックしていたのです。
人質の解放条件として、“59分以内に1000万ドルの身代金を用意”するよう要求し、出来なければ“人質を一人ずつ殺害していく”というライダーに対し、地下手のことを熟知しているガーバーは“、今から犯人が逃げ切ることは不可能”だと確信するのですが、ライダーは圧倒的な自信でさらなる要求を重ねエスカレートさせていくのです。
悪役はジョン・トラボルタ!
スティーブン・キング原作の映画「キャリー」でデビューし、「サタデー・ナイト・フィーバー」で一躍若手人気スターとなったジョン・トラボルタは、その後も「グリース」「ヘアスプレー」「パルプ・フィクション」などといった多くのヒット作に出演していますが、今ではほとんど悪役ばかりと言っても良いほどですよね(笑)
しかし、彼に悪役を演じさせたらピカイチなところもまた魅力です!
ジョナサン・リース=マイヤーズとの共演「パリより愛を込めて」やニコラス・ケイジとの共演傑作サスペンス・アクション「フェイス/オフ」では、トラボルタの悪役ぶりに度肝を抜かれました。
「フット・ルース」に主演したケヴィン・ベーコンにも同じことが言えますが、かつてのアイドルのようなスター俳優が悪役へと転向し一段と渋くなった男となって登場する姿には大注目です!
この映画の見どころとは?
「フライト」や「トレーニング・デイ」などで迫真の演技を魅せたデンゼル・ワシントンの好演も見どころですが、今回トラボルタが演じた武装グループのリーダーであるライダーも、常に一手先を読む非常に頭の切れる男で、そんなデンゼルとトラボルタの騙し合いや探り合いが飛び交う“頭脳戦”こそが今作最大の見どころなのです。
ハイジャックされた地下鉄を舞台に、身代金交渉を緊迫感や臨場感たっぷりの演出で描いており、逃げ場のない地下鉄内での先の読めない展開に最後まで目が離せません!
まとめ
「サブウェイ123」は地下鉄が舞台となっておりますが、同じくトニー・スコット監督が翌年に手掛けた映画「アンストッパブル」では、可燃物を積んだ無人の列車が暴走してしまうパニックを描いた作品で、デンゼル・ワシントンと5回目のタッグを組んだ傑作映画となっております。
Netflix(ネットフリックス)で絶賛配信中の今作をはじめ、デンゼル・ワシントンのその他作品も良かったらチェックしてみてください!
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