これはヤバイ!「エクスペリメント」はわずか6日で中止となった実在した心理実験を描いた驚愕の映画だ!

かつて、「戦場のピアニスト」という映画で圧巻の演技力を魅せ、世界中を沸かせた俳優エイドリアン・ブロディ、「ラスト・キング・オブ・スコットランド」で、ウガンダで独裁者になるまでの姿を見事に演じきった俳優フォレスト・ウィテカー。

そんなアカデミー賞俳優の二人がまたしても驚くべき演技力を魅せ話題となった映画が、「エクスペリメント」。

Netflix(ネットフリックス)でも絶賛配信されているこの映画は、実際に海外で行われていたある心理実験を基に描かれたもので、人間ってこんなに変わってしまうものなんだ、と観終えた後に色々な事をじわじわと考えさせらてしまう映画なのです。

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実際に行われた『スタンフォード監獄実験』

1971年アメリカのスタンフォード大学の地下で行われた監獄実験。実際の刑務所に近い設備を作り、募集で集まった人たちを、囚人役と看守役の二役にグループ分けされ、特殊な地位や肩書きを与えられます。

そこで、2週間それぞれの役を演じさせる事によって、普通の人間がその役割に合わせて行動をしてしまうのか、人間の心理がどこまで変わってしまうのかという事を証明するための実験だったそうです。

「エクスペリメント」ってどんな映画?

今作も同様に、『スタンフォード監獄実験』が基になっており、2001年に公開さえれたドイツ映画『エス』のリメイク作品として製作れました。

職を失ってしまい賞金目当てで実験に参加することを決意した、主人公のトラヴィス(エイドリアン)や、募集によって集められ、様々な適性検査をクリアした人たちが、囚人役と看守役にグループ分けされ、人間の心理の変化やどのような行動をとるのかという所に焦点を当てたものなのですが、映画では実際に行われた実験よりも、より細かくより過激に描かれいるのです。

また、模倣した刑務所にはたくさんの監視カメラが設置され、元暴力沙汰やトラブルを起こしたら、全員の賞金が取り消しになってしまうというものでした。

映画の見どころとは?

見事に二役をそれぞれがなりきり演じている中、看守役の一人でもある、ウィテカー演じるバリスは、もともと優しく温厚な人柄で、実験とはいえ看守役として行き過ぎた行為をすることには賛成できませんでした。

しかし、ある事をきっかけに、バリスの心の奥に潜んでいた“正義感”が徐々に目覚め始め、実験は予想もしない驚くべき事態へと発展していくのです!

看守役を演じた人間たちの内面に起こる変化こそが、この映画最大の見どころと言えます。

本格的な制服を着用し、手には警棒を握り、囚人を罵声でののしり、同じ人間とは思えないほどの扱いをする看守たちは、果たしてどこまで行き過ぎてしまうのか。

日本でもアニメ化や実写化も!

日本でも大ヒットとなった漫画「監獄学園(プリズン・スクール)」は、『スタンフォード監獄実験』がモチーフとなっており、舞台が高校となり、囚人の男子生徒5人が脱獄を企てる、というような物語です。

それに伴いアニメ版「監獄学園」、実写版「監獄学園」も製作され、Netflix(ネットフリックス)でも絶賛配信しております!

コメディ要素や過激に描かれる人間ドラマが魅力の作品です。

まとめ

わずか6日間で中止となってしまった実在の“心理実験”。

囚人はより囚人らしく、看守はより看守らしくというように、トラヴィスやバリスたちの驚くべき変化に、きっと皆さんも終始映画に釘付けになってしまいます。

そして、実験室で起こった前代未聞の展開、その先に待ち受けていたものとは、なんなのでしょうか。結末はぜひお見逃しなく!

Netflix(ネットフリックス)でも、映画「エクスペリメント」、アニメ版・実写版の「監獄学園」を絶賛配信しております。

この機会に、よかったら三作品ご覧になってみてはいかがですか?

どれも見逃せないほどオススメの監獄系作品です!

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