先日、『ゴーストフライト407便』というタイ映画史を塗り替えたとも言える衝撃の作品のレビューをいたしましたが、このような“航空パニック映画”は誰もが夢中になる映画ジャンルの一つですよね。
フライトものといえば、実話を基にしたトム・ハンクス主演作『ハドソン川の奇跡』も記憶に新しいですね。
そこで今回ご紹介するのは、Netflix(ネットフリックス)で絶賛配信中の『パンデミック・フライト』。
現実世界でもいつ起こるか分からないある恐ろしいテーマを加え、旅客機という密閉空間を舞台に本作で繰り広げられるパニック劇は非常にスリリングでした。
そんな本作の魅力をご紹介いたします。
「パンデミック・フライト」ってどんな映画?
そう遠くない近未来のイギリスでは、“致死率100%”という恐ろしい謎の細菌感染症の大流行によって今では無政府状態になってしまい、さらには伝染病の拡大を防ぐために“旅客機の国外への飛行が禁止”されます。
しかしその一方で、感染が発生していない安全な他国へと避難するための最終フライトとなるジャンボ機の乗客の中から、感染者が発見されるという非常事態が発生してしまうのです。
そこで、上空何万メートルもの高さを飛行する旅客機を舞台に、スリリングなシチュエーション・パニック劇が繰り広げられ、さらにそんな状況で“あることを迫れてしまった人間は、果たしてどういう行動をとるのか、乗客そして人類の運命は一体どうなるのか・・・というストーリーです。
不滅の人気を誇る『感染パニック』×『航空パニック』!!
サミュエル・L・ジャクソン主演作『スネーク・フライト』などのような“航空パニック映画”。
ジョージ・A・ロメロ監督が手掛けた『クレイジーズ』やダスティン・ホフマン主演作『アウトブレイク』などの“感染パニック映画”。
これらの王道ジャンルが一つのジャンルに合わさった作品はどれも大ヒットしています。
航空パニック映画にサスペンス・アクション要素を加えた作品では、リアム・ニーソン主演作『フライト・ゲーム』。
ホラー要素を加えた作品では、タイで歴代No.1の記録を塗り替えた『ゴーストフライト407便』。
そして本作には、航空パニック映画に“感染パニック要素”を加えた作品となっており、この二つのパニック要素によってこれほどにもないスリルを味わうことができるのです!
世界中を脅かす感染による人類滅亡の危機、そこに飛行機墜落というハラハラする王道のパニックのスリルが加わったことによって、緊迫に満ち溢れた最高のエンターテインメントな仕上がりと言えます。
ラストで迫られる究極の選択!
乗客の一人が感染者だったことから、その乗客を他国へ運ぶのか否か、機内では意見の対立が起きてしまい、生き残りを賭けた争いが勃発してしまいます。
その中で、人間の中に潜む恐ろしい心理描写と迫られる究極の選択。
皆さんは、もしも自分の家族や愛する人がその感染者の一人だったとしたら、その人をためらいなく殺めることができますか?
何が正しく、何が間違いなのか。そもそも正解などあるのでしょうか。
本作では、そういった究極の選択を迫られ、危機的状況に陥った人間の心理をリアルに再現した作品とも言えます!
まとめ
正しい決断とは一体何なのでしょうか?
それすらもだんだんと分からなくなってしまうほど恐ろしいパニック映画です。
“乗客の命を救う”ことなのか・・・それとも、“人類の存亡”なのか・・・
皆さんも本作の登場人物の一人となって、このようなことを一人の乗客として一緒に考えていただけたらと思います!
そして、最後にとる究極の選択とは!?
気になる続きは、ぜひ『パンデミック・フライト』でお楽しみください!
Netflixで絶賛配信中です。
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