Netflixではたくさんの映画やドラマが見れますね。
だけども多すぎて、ラインナップを見ているうちに、何を観たらいいのかわからなくるときってありませんか?
適当にタイトルや表紙から、感性の合いそうなものを選んでみたりして…
そういうときに、私がたまたま出会った映画がこちら。
映画「Stuck in Love」邦題「ハッピーエンドが書けるまで」
アタリだった!!万歳!!
と思った映画でした。
自然と笑顔になれる、そんな映画。
恋愛における、3つのStuckとは?
邦題は「ハッピーエンドが書けるまで」ですが、原題は「Stuck in love」
Stuckとは、Stickの過去・過去分詞形で、「動けなくする、はまり込む」という意味です。
この原題を直訳するなら、「愛にはまり込んで」というとこでしょうか。
この映画では、一つの家族が抱える、3つの身動き取れない愛の形を、コメディタッチで爽やかに映し出しています。
次に進めない愛
有名な小説家のビル。
ビルは別れた妻のことが忘れられません。夜中にこっそり元妻とその夫が暮らす家を覗きにいくストーカーぶりを発揮して犬に追いかけられるほど。。。
娘のサマンサからも、早く忘れて次に進むように言われますが、「必ず帰ってくる。」という確信のもと、もう3年も待ち続けています。
否定した愛
ビルの娘、美しいサマンサは、大学生19歳遊び盛り。毎晩、軽い体の関係を楽しんでいます。
彼女は恋愛に本気になれません。いえ、なりたくないのです。
だって、恋愛なんかしたって傷つくだけ。そんなのまっぴらごめんだもの。
そんな折、真面目なクラスの同級生、ルイスが彼女に近づきます。
臆病な愛
サマンサの弟、ラスティは高校生。
クラスに好きな子がいます。
だけど、彼にできるのは見つめることだけ、そして日記やポエムに彼女のことを綴るだけ。
童貞で無垢な彼は、近づき方さえわかりません。
ある時、父親に焚きつけられた彼は、パーティに行って彼女に話しかけようとします。
だけど、衝撃的なものを見てしまって・・・・。
アメリカの家族ってこんな感じ
舞台はアメリカのノースカロライナ、海の辺り。
サンクスギビングを始点に、次の年のサンクスギビングまでの家族の日常を描きます。
ドラッグや未成年のアルコールやセックスなど出てくるのですが、本当に、アメリカってこんな感じです。
特に、子供の恋愛に対する親の考え方とか、家族間の距離などは、日本と少し違うところもあって、とても興味深い!
サンクスギビングの準備の様子など、普段は見れないところなので、見ていて楽しいですよ。
本物の家族のような、豪華なキャストたち
キャスト陣はみんなとても仲良し。和気あいあいとした現場だったことが伺えます。
ビルを演じるのは、ベテラン俳優のグレッグ・キニア。「サブリナ」や「リトル・ミスサンシャイン」などで活躍するベテランの俳優さんです。
彼の力の抜けた自然体の演技は、見ていてホッとします。
それでいて、細かいところまで計算された演技はさすが!です。
サマンサ役は、リリー・コリンズ。濃い眉と凛とした目鼻立ちが目を引く、とても可愛い女優さんです。
この役をやりたくて、2ヶ月前にはセリフを覚え、ツアーと映画撮影の期間が被っていても、その忙しいシケジュールを押して、撮影に望んだそう。
撮影の間も、23回も飛行機であちこち飛び回ったとか。
彼女の情熱が映像に溢れています。
母親役のジェニファー・コネリーは「ビューティフル・マインド」でアカデミー賞をとった演技派女優さん。リリーと顔立ちが似ているので(太め眉)、本当の親子?と思ってしまうほど。
幸せな時の表情が、本当に美しい。。。
ラスティ役はナット・ウルフ。経験豊富な若手俳優です。奥手な童貞くんをとてもうまく演じています。
傷つく彼の姿に、胸を傷めない人はいないでしょう。
本好きの人必見!
小説家一家のお話なので、登場人物たちが好きな実在の本のタイトルや引用などがたくさん出てきます。
私は見終わったあと、気になった本を早速探してしまいました(笑)
まとめ
恋愛は簡単ではないですね。家族間の愛も、家族だからこそ余計にこんがらがることがあります。
ある家族が、そんな様々な愛のストーリーを教えてくれます。
少しずつ引き込まれて、最後には胸が温かくなる、そんな作品。
恋人と、家族と、友達と一緒に、もちろん一人でも。
幸せを感じたいときに、この作品、いかがでしょうか。
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