アニメ「終末のイゼッタ」から目が離せない!

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私はミリオタ、ってほどでもないのですが銃火器や兵器が好きで作品レビューをするとき、どうしてもアクションに偏ってしまいます。

で、Netflixで「何か新しいドンパチ作品がないかな〜」って探している時に、見つけてしまいました。

TOKYO MXなどでも放映中のアニメ「終末のイゼッタ」です。しばらく気にも止めていなかったのですが、サムネイルに表示されている女の子が跨がっている対戦車ライフルらしき物が目に入り「なんじゃコリャ」となって視聴してみることに。

結果、メチャクチャ面白い作品だったので紹介します。

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終末のイゼッタのあらすじ

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舞台は架空のヨーロッパ。大陸で最も強大なゲルマニア帝国が欧州を支配するべく各国へ侵攻します。対抗できうる軍事力を持つブリタニア王国が撤退、テルミドール共和国も破れ、アルプスの小国エイルシュタット公国にも戦火が広がることに。

公国の公女であるフィーネは隣国ヴェストリアへの秘密会談に向かうも、途中ゲルマニアの憲兵に素性がバレ、一時は逃走するも捕縛されます。帝国への連行中、突如乗っていた輸送機が大破。同じく運ばれていた棺の中から、魔女イゼッタが現れ…。

第二次世界大戦風ファンタジー

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ミリタリー×ファンタジーは、映画でもアニメでも王道なジャンルです。私もいくつか見て来ましたし、今さら新鮮味もありません。

しかし「終末のイゼッタ」はかなり凝った作風で、その細かい描写に驚き。例えば塹壕戦において第一線は急造の土堀、第二線は木材を積んだ堅固な造りに変わっています。

最前線とその後方では準備期間が異なるため、塹壕の質に違いがあるんです。また戦闘機や戦車も、かなりのこだわりが見られます。ナチスドイツが運用していたⅣ号戦車が重厚感丸出しで大地を蹂躙し、メッサーシュミットが大空を舞う姿に感動。

監修にミリタリー雑誌の古株「月刊PANZER」を迎えていることからも本気度が伺えます。

架空世界を舞台にしながらも当時の欧州の雰囲気をしっかり踏襲し、戦争におけるメディア戦略を取り入れるなど目の付け所がイイ!

戦争って武力衝突だけじゃないんですよ。外交、宣伝、諜報、全部このアニメでやってくれます。

もし戦争に魔女が参加したら?

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「終末のイゼッタ」の主人公である魔女イゼッタはフィーネを慕い、エイルシュタット公国をゲルマニア帝国から守るため奮戦します。箒の代わりに対戦車ライフルに跨がって、帝国自慢の最新鋭兵器を撃滅。おいおい反則じゃねーか、と思わせる活躍ぶりです。

さて、欧州における魔女といえば中世(実際は16世紀〜17世紀の近世)の魔女狩りが一番に思い浮かぶでしょう。魔女認定されると不当に処刑されてしまった悲劇の歴史。その背景は諸説ありますが、ペストの流行に対する活動や教会信仰を強固にする一環だと言われています。

欧州の歴史と魔女は切っても切れない関係で、そこにヨーロッパの近代戦史を掛け合わせたらどうなるか、という実験的な作品が「終末のイゼッタ」です。

魔女に関しての考察も余念がなく、伝承の曖昧さや魔法の概念などよく練られていて一切破綻がありません。これは歴史好きも納得。

終末のイゼッタから目が離せない!

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10月から放映開始した終末のイゼッタ、どれくらいの話数を予定しているんでしょうか。この世界観で延々と大戦を描いていてほしいものです。

やけに女の子が活躍したり、日常パートに萌え要素があったりするのは好みの分かれるところですが、このままエッセンス程度に抑えてもらえたらイイですね。

願わくばもっと風呂敷を広げて、さらに壮大な物語を展開してくれたら嬉しいと思います。早く次のエピソードを配信してくれ〜!

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