1978年から毎年開催されている日本の映画賞といえば…
読者の皆さんでしたらご存知でしょう。「日本アカデミー賞」ですね。
2016年度の最優秀作品賞は『シン・ゴジラ』でした。
アニメーション作品として初の快挙を達成したことで話題となりましたね。
では、第1回目の日本アカデミー賞の最優秀賞をご存知ですか?
その作品こそ、Netflix(ネットフリックス)で配信中、日本映画の巨匠・山田洋次監督の『幸福の黄色いハンカチ』なのです。
今回は、そんな往年の名作について語ってみたいと思います。
『幸福の黄色いハンカチ』ってどんな映画?
失恋してヤケになった花田欽也(武田鉄矢)は、勤めていた工場を退職。その退職金で真っ赤なファミリアを購入し、北海道へ傷心旅行に出る。同じく傷心旅行で北海道に来ていた朱美(桃井かおり)は欽也にナンパされ、一緒に食事することに。
ウキウキでドライブしていた欽也と朱美は海岸で記念写真を撮ろうと、海辺にひとり佇む男に声をかける。その男は、網走刑務所で刑期を終えた元炭鉱夫の島勇作(高倉健)だった。
ひょんなことから意気投合した3人はファミリアに乗り込み、旅を始めることになる。
名言続出!やっぱり健さんは日本を代表する俳優だ!
筆者がこの映画をレビュー記事にしようと思ったのは、とにかく高倉健演じる勇作の名台詞が胸に刺さり過ぎるからなんですね。
とくに好きな台詞をひとつご紹介します。
朱美をナンパした欽也は、ことあるごとに朱美に「キスだけでも!」と迫るのですが、欽也の態度を見かねた勇作がこんな言葉で叱責するんですね。
「そう言うのを草野球のキャッチャーってんだ、ミットもないってことだ」
これがまあ情けない欽也の態度とのギャップで非常に面白い!
そして現代の男子の心に響く名台詞!(笑)
なかなか必見のシーンですので、ぜひお見逃しなく!
DVD・Blu-rayのジャケットですでにネタバレしているが…
わざわざ隠す必要もなく、この映画のオチはDVD・Blu-rayのジャケットですでにネタバレしています。
最近はうるさいですからね~
ちょっと映画の感想でもTwitterに挙げようものなら「ネタバレだー!」と。
でも、本当に面白い映画って結末がわかってても観たいし、感動すると思いませんか?
筆者自身、この映画の結末は観る前から知ってたし、とくに観るキッカケもなかったのですが、なんとなくNetflixでこの映画を見つけて観てみたところ…
いやあ… 想像以上に感動しました。
役者の演技と、黄色いハンカチの演出と、胸に迫る音楽、この3つのタイミングがビシィーッと合えば、どれだけネタバレしてても感動しちゃうんですよ!
この体験は本作を観てみないとできないですからね。
「古い映画だ、シニア向けだ」などと難癖付ける前に、ぜひ観ていただきたい!
まとめ
『幸福の黄色いハンカチ』が公開されてから、今年でちょうど40年。
「40周年の記念すべき年だから、ちょっと観てみようか」でもOKです!
ぜひNetflixでご覧になってください。
このサイトの読者層ではなかなか観る機会もないとは思いますが…
面白さは保証しますよ!
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