難解サスペンス「ノクターナル・アニマルズ」のラストはどういう意味?さまざまな疑問を解説!

NETFLIX(ネットフリックス)で配信中の「ノクターナル・アニマルズ」は少し変わったサスペンスドラマです。

裕福に暮らしている女に、元夫の小説家からバイオレンスな小説が届いたことをキッカケに過去を振り返っていくという流れとなっており、内容が気になっている人もいるのではないでしょうか?

そこで今回は「ノクターナル・アニマルズ」のあらすじやみどころについてネタバレ少なめにご紹介していきたいとおもいます。

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「ノクターナル・アニマルズ」のあらすじ

スーザンは現在お金持ちと結婚して裕福な暮らしをしていましたが、日々に退屈していました。

そんな時、20年前に離婚した小説家の元夫エドワードから「ノクターナル・アニマルズ」という小説が届きます。

彼曰く、スーザンとの別れが着想となっているようで、小説の冒頭にも「スーザンにささぐ」と書いてあり、ぜひとも感想を聞かせて欲しいとのことでした。

小説を読み始めると、妻の言うがままに行動するトニー、彼の妻ローラ、娘のインディアが登場し、レイとルーという悪漢に襲われ妻と娘が死亡、ボビーという警部補が登場するも事件はあまり進展せず・・・という内容でした。

小説に書かれている出来事は、実際に起ったことではないのに、スーザンはその小説にのめり込んでいってしまいます。

果たして、エドワードは何のためにこの小説をスーザンに送ったのか、スーザンは小説を読んでどうするのかというのが本作の大体のあらすじです。

この作品は少し難しい印象となっており、ある程度想像力を膨らませないと、最後まで観てもなんで小説を送ってきたのか、小説の内容が指す意味などがわからないかもしれません。

ノクターナル・アニマルズを楽しむヒント

エドワードがなぜ「ノクターナル・アニマルズ」という小説を書き、「スーザンにささぐ」と執筆したのか、これが作品の肝となります。

そして、小説の内容は現実に起こったことではないのに、なぜスーザンの心に響くのか。

これはエドワード自身が「スーザンとの別れを着想にして・・・」と語っている通り、小説の内容がエドワードとスーザンの夫婦時代や別れてしまった理由、現在の状態などを暗示しているからです。

そのため、同じ記憶を共有しているスーザンの心をかき乱す事となり、スーザンを夢中にさせるのです。

まとめ

ということで「ノクターナル・アニマルズ」をまとめると・・・

  • 少し難解なサスペンスドラマだが、非常に良く出来ている
  • 小説家の元夫が元妻に「ノクターナル・アニマル」という小説を送りつけて、妻が読んでいくうちにハマってしまう話
  • 小説の内容は現実ではないが、エドワードやスーザンの生活を暗示している内容

ストーリーの繊細さもそうですが、本作は非常に美しくも恐ろしいような映像で構成されています。

ホラー映画ではありませんが、サスペンスドラマとしては非常にエッジの効いた作品といえるでしょう。

https://www.netflix.com/title/80113783

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