リメイク版『特攻野郎Aチーム』『世界に一つのプレイブック』などあらゆるジャンルの映画に出演する人気俳優ブラッドリー・クーパー。
そんな彼がスプラッター映画に主演しているということは個人的に衝撃でした。
Netflix(ネットフリックス)で絶賛配信中の「ミッドナイト・ミート・トレイン」は、日本では劇場公開されなかった作品であるため、非常に価値のある作品でもあります。
原作は、クライヴ・バーカーの“血の本”シリーズ第1巻にして伝説的な短編集「ミッドナイト・ミート・トレイン 真夜中の人肉列車」が基になっており、ある日本人監督が脚色した作品です。
そんな本作の魅力をお届け致します!
北村龍平監督のハリウッドデビュー作!
本作でメガホンを取りハリウッドデビューとなったのは、『あずみ』『ゴジラ FINAL WARS』『スカイハイ』などのヒット作を手掛けてきた 北村龍平監督。
北村監督といえば、2014年に小栗旬主演で実写化された『ルパン三世』も記憶に新しいですよね。
また、北村監督は『遊星からの物体X』や『ハロウィン』シリーズなどの大ヒットホラー映画を手掛けたジョン・カーペンター監督を理想としていたということもあり、大人気スプラッター映画『ハロウィン』のような描写や恐ろしさが本作にも描かれているようにも感じました。
「ミッドナイト・ミート・トレイン」ってどんな映画?
売れない写真家の主人公レオンは、ある日地下鉄で男たちに絡まれているモデルの女性を偶然助けるのですが、その翌日に女性が行方不明になってしまったことを新聞で知ります。
そんな主人公が、現場で撮った写真を手掛かりに、犯人や地下鉄事件の真相を追っていくというのが大まかなストーリーです。
普通のスプラッターとは一味違う恐怖
本作は、『ハロウィン』や『スクリーム』のようなスプラッター映画とは異なり、あらかじめ犯人が主人公にも視聴者にも分かるように描かれているため、「一体犯人は誰なんだ?」というモヤモヤ感は一切ない反面、強面で大柄な犯罪者がすぐ近くにまで迫っている恐ろしさなどは凄まじいです。
普段は精肉の解体工場で働いている犯人が、上等なスーツを羽織り肉叩きハンマーを片手に、夜は地下鉄で乗客を惨殺しています。
たまたま助けた女性の失踪事件を探っていくうちに、とんでもない事態に巻き込まれてしまい、犯人に執着していく描写やブラッドリーの演技力が秀逸でした!
予測出来ない衝撃展開と隠されたSF要素!
実は『スクリーム』などのスプラッター映画とは異なる部分がもう一つあります。
原作を読んだことがある方はご存知かと思いますが、本作にはSF要素が描かれています。
これは、物語の重要な鍵となるため詳しいことはお話できませんが、犯人もただのサイコキラーなのではなく、“地下鉄で行っている殺戮”や“電車から死体が一切発見されない”という事などにも衝撃の理由が隠されているのです!
殺人鬼は、元サッカー選手のあの人!
本作で肉叩きハンマーを振り下ろす殺人鬼を演じるのは、チェルシーやウィンブルドンのMFで活躍し、キャプテンとしてチームを兼任した経験もある元サッカー選手のヴィニー・ジョーンズです!
引退後、1999年に俳優デビューしてから実はすでに40作品以上の映画に出演しているのです!
『X-MEN ファイナルディシジョン』では怪力ジャガーノート役、DCドラマ『ARROW』シーズン3では悪役ダニー・ブリュックウェル役などを演じております。
さらに凄いのは知名度だけでなく、彼の演技力にもあります!
本作ではほとんどセリフがないのですが、表情や身体だけで恐怖を放つ演技力は圧巻でした。
この”セリフがない”という事にも重要な秘密が隠されております!
まとめ
ラスト10分の衝撃展開は驚愕で、最後まで驚かせてくれる映画です!
主演ブラッドリーとヴィニー・ジョーンズの迫真の演技にも大注目。
本作品はNetflixで絶賛配信しております。
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