NETFLIXオリジナルで公開中の「キングのメッセージ」は、かなりハードボイルドなLAを舞台にしたスリラー。
主演はブラックパンサーで主人公のティ・チャラを演じたチャドウィック・ボーズマンです!
日本では劇場未公開なので、楽しめるのはNETFLIXだけですね。
そこで今回はこの「キングのメッセージ」のあらすじやみどころをレビューしていきます。
「キングのメッセージ」のあらすじ
主人公のジェイコブは南アに住んでいましたが、LAに住む妹からSOSの電話がはいり、追いかけてきました。
妹の行方を追ううちに大都会の闇と対峙することとなるのですが、ジェイコブは一つ一つ向かい、真実へを近づいて行きます。
本作の見どころの一つとしては、ジェイコブ自身が謎に包まれた男だということ。なぜ捜査能力が卓越しているのか、なぜ戦闘技術が高いのか、ただの貧乏人とはおもえないくらい迫力があります。
彼の本性は物語後半に語られることとなるのですが、それまでずっと「こいつなにものなんだ?」という思いにかられるはず。
また、彼の戦闘術もかなり苛烈で、手に自転車のチェーンのようなものを巻き付けてボコスカなぐります(笑)
刃物や銃、格闘技とはちがう荒々しさがあって、ダーティーなダークヒーローが好きな人は震えてしまうかも!
主演のチャドウィック・ボーズマンは現在のところブラックパンサーとしての知名度のほうが高いですが、本作でもかなりの演技力をみせてくれます。
監督は「変態村」で有名なファブリスだが・・・
「キングのメッセージ」のメガホンをとったのは「変態村」や「地獄愛」などで知られる鬼才ファブリス・ドゥ・ヴェルツ。
今までの作品は、かなりダークで陰鬱としたものであり、よほどのハードなスリラー好きでないと楽しみにくい突飛なものでした。。
ところが今作は、彼にしては一般向きで楽しみやすく、発狂しそうな恐ろしいシーンは殆どありません。
(ファブリス・ドゥ・ヴェルツらしい変態性を求める人は、がっかりするかも)
個人的にはダーティなハードボイルド映画はすきだけど、狂気と残虐性の極みのような映画は苦手なので、むしろ本作のみがファブリス・ドゥ・ヴェルツ監督の映画の中では好みです(苦笑)
まとめ
- 南アからLAにきた男のアクションスリラー
- 主人公のジェイコブはかなり謎な男
- 監督は鬼才ファブリス・ドゥ・ヴェルツ
作品タイトルになっている「キングのメッセージ」のキングとは、ジェイコブの名字。
なので、王様からのメッセージという意味ではありません。ジェイコブ(キング)のメッセージはかなり暴力的で激しく、狙った獲物は逃さない鋭さがあります!
海外ドラマが大好きな元シナリオライター。
月に100時間以上はドラマ・映画視聴に費やし、日々皆様におすすめできる作品を探している廃人です。
映画って本当にいいものですね。
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