君は見たか!?「蟹工船」はブラック企業の人間ドラマを現代風に描いた問題作。あらすじ・見どころをネタバレ少なめに解説!


ネットフリックスで配信中の「蟹工船」は2009年に公開されたヒューマンドラマの映画です。

タイトル通り、カニ漁を行う工船の乗組員達の生活を描いた作品で、あまりの劣悪な労働環境が現在のブラック企業問題とリンクすると評価されました。

でもタイトルだけ知っているけど、結局どんな映画なのかわからないという人も多いハズ。

そこで今回は蟹工船のあらすじやみどころをネタバレ少なめにレビューしていきます。

「蟹工船」のあらすじ

戦前の日本、オホーツク海に出向する蟹工船の劣悪な労働環境は既に知られており、乗組員達は多額の借金があるなど、お金に困っている人ばかり。

よくいう「カネがないならマグロ漁船に乗せるぞ!」みたいなノリだと思うと分かるかも・・・。

主人公が乗る博光丸は、特に環境がひどく、現場を取り仕切る監督は人を人とも思わないような人物で、体罰なんかも当たり前。

蟹工船

ある日、博光丸が転覆してロシアに助けられたことをきっかけに、労働者達に新たな考えが浮かんできます。そして、決死の思いでクーデターを起こそうと画策して・・・というのが大体のあらすじです。

主演は、主人公の新庄を演じる松田龍平。脇役に西島秀俊などが名を連ねます。

本作は1953年にも一度映画化されていますが、本作はリメイクではなく、原作を新しいカタチで表現した映画といって良いでしょう。

「蟹工船」を観る前に知っておきたいこと

本作品「蟹工船」は、そもそも蟹工船がどんなものなのかを知っておかないと、理解が難しいかもしれません。

舞台となる時代では、工船は渡航船などとは違うので渡航法は適用されず、ズタボロでいつ故障して沈んでもおかしくないような船でも問題ありませんでした。

では工場なのかというと、船の上なので工場扱いでもないため、労働法が適用されにくい無法地帯となっています。

そんなこともあり、労働環境は劣悪を極めましたが、それが外部で問題視されることもありませんでした。今で言うところの、完全アウトのブラックです。

ちなみに蟹工船は、カニ漁をしたあと船の上で缶詰にするという工程までを行う船です。かなりの重労働ですが、風呂なし、休みなし、体調を崩しても許されず、海の上なので逃げられないという、まさに地獄です・・・。

作中の冒頭にでる「地獄さ行ぐんだで!(地獄にいくんだぜ!)」というセリフがそのまま表していますね!

ちなみに実際の蟹工船は更にひどく、力の弱いものは男同士でも性処理に使われてしまうなど、劣悪環境な牢獄ともいえるような環境だったそうです・・・(恐)

「蟹工船」まとめ

ということで「蟹工船」をまとめると・・・

  • 戦前のブラック職場、蟹工船をテーマにした映画
  • 1965年に一度映画化しており、本作は2009年度版
  • 主人公役は、松田龍平

非常にハードな労働環境を描いた作品ですので、ブラック企業でカラダをこわした経験のある人にはオススメしません(苦笑) 理解できる反面、色々思い出してしまうでしょうから・・・。

一方で、ヒューマンドラマとしては骨太に描かれた傑作ですので、映画ファンならずともぜひチェックしておきたい作品です。

Oppressed workers on a crab canning ship decide to commit mass suicide in revolt. But their plans go awry, leading them on an unexpected journey.