サイコーに笑えるサイテーな映画
バカな人を見ると「バカだなぁ」と思っても、なかなか口に出せませんよね。
でもこの映画の登場人物相手になら気兼ねなく言えます。
「お前バカだろ!」と。
アメリカで2000年〜2002年にかけて放映されたジャッカスは、バカみたいなイタズラを大人たちが本気になってやる、という内容の過激な番組で当時人気を博しました。
その劇場版が「ジャッカス・ザ・ムービー」であり、テレビシリーズよりも強烈なイタズラ内容となっています。視聴制限がかかっており、18歳未満の方は見れません。Netflixで配信中ですが、ご注意を。
これはもうイタズラの度を超えている?
ジャッカスの特長は、一般市民を巻き込んだはた迷惑な「ガチロケ」にあります。道行く人、ショッピングセンターの店員、果ては肉親にまでその被害は及びます。
スケールが大きい、というより被害が大きい、と言った方が正しいでしょう。
イタズラ内容は大きく分けて二つです。「危険」「気持ち悪い」「怖い」の3Kか「下品」「下劣」「下世話」の3Gで構成されています。
体を張ったイタズラも数多く、時に命の危険も伴い見ているこっちもハラハラ。ワニの池の上を綱渡りしたり、ビーチの至る所で棒高跳びをしたり常人の発想をはるかに超えています。もちろん怪我は付き物で、病院にかかるシーンもしばしば。
かと思えばお尻の穴に花火を刺したり、砂浜で大きな××を作ったり、とてもここでは書けないようなイタズラで笑いを誘います。
そうなんです。笑えるんです。人間って不思議ですよね。インモラルな行為に対する背徳感とは別に、逸脱した行為に対して笑いが起きてしまうんですよ。
もしイタズラが目の前で決行されて自分が被害にあったら、きっと笑っている場合じゃないんでしょう。でも視聴する人は安全なところから彼らの行為を観ることによって安堵感や優越感を味わっているのかもしれません。それが笑いに繋がっていると思うと、ちょっと自己嫌悪を抱く人もいると思います。
ただ不条理な事態に対して笑いの化学反応が起きるのは事実です。ジャッカスは上手くツボを突いた作品と言ってもいいでしょう。
絶対に彼女と見てはいけない映画
付き合いたてのカップルが面白そうだからと言って一緒に視聴すると、間違いなく空気が凍ります。ジャッカスは最早兵器です・
もしあなたが彼女にフラれた後、何か傷を癒す映画をお探しなら是非観てください。
何もかもバカらしくなるはずです。何度も言いますがR18指定なので、そこだけは注意を!
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