船に乗って航海する映画といえば、「パイレーツ・オブ・カリビアン」や「コン・ティキ」「パーフェクト・ストーム」などが有名な作品です。
Netflix(ネットフリックス)でも絶賛公開中である、「マイティー・ソー」「アベンジャーズ」で有名なクリス・ヘムズワース主演の映画「白鯨との戦い」はなぜ、ただの航海映画じゃないと言えるのか?
これは、実際に捕鯨船の乗組員として捕鯨をしていた“ハーマン・メルベル”自身が綴った小説「白鯨」を基にした映画であり、男たちの熱いドラマ、人間の生き方に焦点を当てた、私自身今までに観たことがないような航海映画でした。
映画を掘り下げていくと、果たして一体どんなメッセージが隠されているのでしょうか?
「白鯨との闘い」ってどんな映画?
ざっくり言うと・・・男たちが鯨を捕鯨する為に、一年以上かけて仲間と共に航海の旅へ出る、というようなお話です。
そのお話を、映画「タイタニック」のように、ある人が過去を思い出しながらストーリーが展開していきます。
1820年代、今では石油が当たり前ですが、まだ石油が世に知れ渡っていないこの時代では、”鯨油(げいゆ)”というクジラの油にとても貴重価値があり重宝されていて、街灯の燃料油であったり、皮革用の洗剤に使ったり、機械の潤滑オイルとしても使われていました。
一歩出たら、どんな危険が待っているか分からない海。さらに太平洋沖4800mという死の海域で、船いっぱいの鯨油を持ち帰るため、勇気ある男たちが過酷な航海へと旅立っていくのです。
映画のみどころ
「白鯨との闘い」、というタイトルにインパクトがありますが、ただ白鯨(グジラ)を捕まえたりするだけの映画ではないのです!
もちろん捕鯨のシーンも圧巻で思わず自分も船の中にいるような気持ちになってしまうほどの迫力があり、映画のみどころの一つです。
しかし、この映画の素晴らしさはもっと深いところにあるのです!
彼らが今まで見たことがないほどの大きな白鯨が現れ、危機的状況に陥ってしまうのですが、そういった中で、『生きる』という大きなテーマがこの映画にはあるのです!
極限の中で彼らが選んだ「究極の選択」とは?そして白鯨との闘いはどうなるのでしょうか?
航海仲間のキャストたちは、主役が常連の俳優陣
映画「バットマン ビギンズ」や「インセプション」「28日後」などのキリアン・マーフィー。今年公開の新スパイダーマン「スパイダーマン ホームカミング」の主人公にも大抜擢された青年トム・ホーランド。彼の演技力には特に驚きです。また、007シリーズのQ役ベン・ウィショー。大人気ドラマスピンオフ作品「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」でニック役や映画「ハリー・ポッター」で幼い頃のヴォルデモート卿を演じたフランク・ディレイン。
同じく「ハリー・ポッター」で、アラスター・マッド-アイ・ムーディ役のブレンダン・グリーソンといった、名高い俳優陣たちが、まさに命をかけて渾身の演技をしているところにも注目です!
ハリポタファンの方が日本にもたくさんいますが、ムーディー先生の貴重な映像が見れるというだけでも嬉しい映画ですよね。
まとめ
「白鯨との闘い」は、海賊映画や航海映画がお好きな方にも、そうでない方にもオススメの映画ですが、ただ映像だけに魅せられる映画ではないのです。
この映画を通して、勇気ある男たちの姿に『たとえ恐れていても、そこに飛び込む勇気』や『命の大切さ』を、きっとあなたも感じるはずです。
映画の結末や、白鯨との闘い、そして彼らはどうなってしまうのか。
皆さんも一緒に航海して、男たちのかっこいい生きざまを心ゆくまで堪能しながら、それを確かめみてはいかがでしょうか。
Netflix(ネットフリックス)でも絶賛配信しております。
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