それは開けてはならない、パンドラの箱
タブーを意味する言葉として、パンドラの箱という例えがよく用いられます。
ちなみに正しい発音は「パンドーラーの箱」らしいです。
語源は神話。開けちゃいけないよ、と言われたのにパンドラが箱を開けたことによって人類に災厄が降りかかったというもの。はた迷惑な話ですね。
このことから決して開けてはいけないもの、触れてはいけないものとしてパンドラの箱が慣用句となりました。
今回ご紹介するのは、まさにパンドラの箱的な映画「ホリデーズ」です。
どれくらいパンドラの箱かというと、Googleで検索してもレビューは愚かwikiや公式サイトも見つからないほどです。
ちなみにホリデーズと検索すると、高確率で映画「ホリデイ」がヒットします。
しかしホリデーズにはキャメロン・ディアスもケイト・ウィンスレットも出てこないので間違えないよう気を付けましょう。
ホリデーズという罪深い映画
ホリデーズは祝日を題材にしたホラー映画です。
オムニバス形式になっており、バレンタインやクリスマスなどのイベントになぞらえたエピソードが登場します。
で、問題なのは全てB級レベルの内容ということ。
再生した瞬間の「やっちまった」感は冷や汗ものです。
例えるなら弱小同人サークルの奇譚小説短編集を、そのまま映像化したような内容です。
どのエピソードも怖いとは思えませんでしたね。
開始5分でホラー映画である事を忘れたほどです。
ただネタ要素は抜群。特にお気に入りなのがエピソード1です。
ツッコミどころが盛り沢山でした。
主人公の少女は同級生からイジメを受けており、常に悲壮感が漂っています。
彼女の支えはコーチです。コーチを愛し、コーチのためならなんでもする覚悟。
それは、あんな喜劇…じゃなくて悲劇を引き起こすとは。
そして、これが噂のコーチになります。お世辞にも、というか全然かっこよくないですよね。
特段、性格が良いようでもありません。
しかし、主人公の中ではこう映っています。
これを見た瞬間「あ、これB級だ」と確信しましたね。
最終的に彼女とコーチが結ばれるかどうか、ぜひ本編で確認してください。
ただし、B級アレルギーの人は止めておきましょう。
ホリデーズを見て非日常を体感しよう!
普段、物事がうまくいきすぎて逆に怖くなっていませんか?
幸せな日常が続いて、いつかその代償が降りかかる心配はありませんか?
大丈夫。ホリデーズが全部解決してくれます。
加減を知らないB級スメルは、あなたを絶望へと誘います!
と、さすがに言い過ぎですが話のネタになるのでオススメします。
視聴に耐えない、というほどでもないのがミソ。
Netflixで好評かどうかわかりませんが配信中です。
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