Netflixで配信中の『閉鎖病棟 -それぞれの朝-』は、笑福亭鶴瓶と綾野剛、小松菜奈が主演するサスペンスドラマです。
タイトルだけ見るとホラー映画のようですが、実際には閉鎖病棟という特殊な環境で起る人間関係や殺人事件が主な内容となっています。
今回はこの『閉鎖病棟 -それぞれの朝-』のあらすじや見どころをネタバレ少なめにご紹介します!
『閉鎖病棟 -それぞれの朝-』のあらすじ
秀丸(笑福亭鶴瓶)はある事件を起こして死刑を宣告されましたが、死刑執行しても死にきれず、障害のある状態で、長野県にある精神病院に入院させられました。
ここには幻聴が原因で入院しているチュウ(綾野剛)、不登校児の由紀(小松菜奈)がいます。
そんなある日、秀丸が病院内で殺人事件を起こし逮捕されます。なぜ秀丸は事件を起こしたのでしょう?
秀丸が入院した時、まずはじめに仲良くなったのはチュウです。チュウは患者の中では比較的症状が軽く、気ままに過ごしています。
そこに女子高生の由紀が入院したのですが、由紀は叔父に強姦されて精神を病んでしまっていました。
秀丸やチュウは由紀とも仲良くなっていったのですが、ある時薬物中毒の男が問題を起こして…というのがだいたいのあらすじです。
登場人物のほとんどが悩みをかかえ、精神を病んでいる中、それでも必死に生きるもの、闇に堕ちていくものを描いた、かなりハードなサスペンス映画です。
秀丸とは何者なのか
ある事件で死刑となった秀丸。生き残った秀丸。そして、再び殺人事件をおこした秀丸。
この物語は、秀丸の過去や現在、犯した罪がだんだんと鮮明になっていく物語です。
死刑囚や殺人事件ときくと、悪者のように思えますが、秀丸は根っからの悪者には見えないため、何故過去に殺人事件をおこしたのか、なぜまた人を殺したのかというのがこの物語のキーです。
チュウ(綾野剛)や由紀(小松菜奈)の存在も非常に味があり、人間関係の素晴らしさと難しさを感じる骨太な作品だと感じました。
『閉鎖病棟 -それぞれの朝-』まとめ
・死刑囚が再び殺人事件を起こすサスペンス映画
・主演は笑福亭鶴瓶、綾野剛、小松菜奈
・人間の業を感じる深いテーマ
笑福亭鶴瓶は多くの映画作品に出演していますが、キャラクターの難解さは今作が突出しているように思います。
そして綾野剛は…やはり、テクニカルな役者さんでどんな映画にもバッチリハマります!
サスペンス映画好きなのであれば、ぜひネトフリで視聴してみてくださいね!
海外ドラマが大好きな元シナリオライター。
月に100時間以上はドラマ・映画視聴に費やし、日々皆様におすすめできる作品を探している廃人です。
映画って本当にいいものですね。
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