海外シットコム代表作としていつも名前が上がる「フレンズ」
この名作の全シーズンが丸ごとNetflixで楽しめるってご存じでしたか?
私がこの作品と出会ったのは、海外留学をする前のこと。
友達のアメリカ人に、英語力アップに良い教材を聞いたところ、アメリカ人誰もが見てるし、英語が聞きやすいし、F word(汚い言葉)を使ってないからよろしいとのことで、勧められました。
シットコムは、笑い声がわざとらしく聞こえてあんまり乗り気ではなかったのですが・・・・観てみたら、結局、「フレンズ」の虜になり、今では大のお気に入りになりました。
そこでこの記事では、私が特に「フレンズ」の素晴らしさが堪能できる!という部分にスポットライトを当てていきたいと思います。
「フレンズ」ってどんな作品?
「フレンズ」は、1994年に放送が開始され、2004年まで10年間も続いた海外ドラマです。
タイトルが示すように、要するに友達に関するお話なんです。
全部で10シーズン、1シーズンにだいたい24つのエピソードがある「フレンズ」はエピソード毎に、全く違う面白さがあるんですよね。
もちろん、ストーリーに繋がりがありますが、一話だけピックアップして観て楽しめるのも「フレンズ」の魅力。
一回だけちらりと観て、やめてしまった方、観たこともない方、まずはここを読んで、興味が持てたエピソードを観てみるのも良いと思います。
Netflixなら、好きなエピソードだけをつまみ食い!なんてのもできちゃいます。
何げない日常にこそ面白さがある!
主要な登場人物は、モニカ、レイチェル、フィービー、ロス、ジョーイ、チャンドラーの仲良し6人の男女です。
物語は、モニカの高校時代の友達レイチェルが、自分の結婚式から逃げ出して、モニカのアパートに移り住むところから始まります。
ジョーイとチャンドラーは、モニカの向かいのアパートに住んでいて、フィービーはモニカの元のルームメイト、ロスはモニカのお兄さんです。モニカ中心の人間関係ですね。
彼らの日常のドタバタや恋愛や仕事の様子などが、前向きで明るいタッチで描かれています。
モニカは、新しい生活に飛び込んだレイチェルにこう言います。
“Welcome to the real world, it sucks, but you’re gonna love it.” (現実の世界にようこそ!全く最低よ。だけど、ハマるわよ!)
そう、現実は思ったようにはいかない。でも、うまく生きていく方法をみんな見つけるんですね。
その秘訣は友達。
大事な友達の存在が、タフな人生を和らげ、人間として成長させていくんです。そんなお話。
「フレンズ」が長く愛される理由
2004年に放送が終わってからも、「フレンズ」は色褪せることなく、人気を維持しています。
アメリカの図書館では、フレンズのDVDはいつも借りられていてものすごい競争率。いつの間にか、なくなってたりするので…誰か持っていったままということも…え??
何がそんなに人の心を惹きつけるのでしょうか。
キャスト6人が、プライベートでも仲良し
ロス役のデイビッド・シュワイマーはあるインタビューでこう語っています。
「ある役にぴったりの俳優を見つけることは十分に難しいけれど、それ以上に、6つの役それぞれにぴったりとあった俳優がいて、その上、6人みんなが相性がバッチリなんてのは、本当に奇跡なんだ。」
この言葉が表すように、キャストは、プライベートでも仲良し。
第一シーズンの時は、お互いの家に集まって自分たちの放送を観て、意見交換をしあったり、褒めあったりしていたそうです。
このドラマが終わった後も、その友情は変わりません。
この仲の良さが、カメラを通しても伝わってくるため、より物語に真実味が加わるのですね。
大物俳優のゲスト出演
「フレンズ」には、かなりの大物俳優が多数ゲスト出演しています。
例を挙げるなら、ブラット・ピット(レイチェル役:ジェニファー・アニストンの元旦那ですね。)、ブルース・ウィリス、ロビン・ウィリアムズ、ウィノーラ・ライダー、ジュリア・ロバーツ、ゲイリー・オールドマン、リース・ウィザースプーン、ジョージ・クルーニー、ショーン・ペンにチャーリー・シーンなどなどなどなど。
彼らのいつもと違った演技(ブルース・ウィリスが弱虫だったり、ブラッド・ピットがレイチェルのことを嫌っていたり) など、見所満載で、豪華すぎです!
贅沢なサプライズがいろんなところに散りばめられていて、視聴者を飽きさせません。
ライブ感満載の収録
私は、シットコムの笑い声は、後から編集で付け足しているんだとばかり思っていました。
実は、「フレンズ」は撮影場所にお客さんを入れて、ライブで撮影しているのです。
なのでたまに、俳優さんが、お客さんが笑い終わるのを待ってからセリフを言ったり、大事な場面だとお客さんが盛り上げたりしていて、とてもライブ感が強いものになっています。
そう言った場の緊張感やお客さんとの一体感も「フレンズ」の質の高さに一役買っていると思います。
厳選!魅力が詰まったエピソード
それではここで、筆者が独断と偏見で選んだ、「フレンズ」の魅力が詰まった一押しエピソード5選をご紹介しましょう。
シーズン3、第2話、The one where No one’s ready(身支度は大騒ぎ)
先ほどもご紹介したように、「フレンズ」にはよくゲストスターが登場します。
また、10シーズンもあると、場面もカフェであったり、仕事場であったり、道端であったり、海外であったりと、セットは多種多様になってきます。
ただし、スターを呼ぶのも、セットを作るのもお金がかかります。
大人気の「フレンズ」も経済的に節約しないといけない時期はありました。
そんな時にできたエピソードがこちらです。
セットは、いつも使ってるモニカのアパートで、スターもエキストラも登場しません。
登場するのはキャストの6人だけ。
ロスの働くニュージアムで大事なパーティが開かれるため、みんなでそれに向かおうとするのですが・・・。みんな何かと準備が進みません。
時計を見ながらイライラするロス。
さて、みんな無事にパーティに行けるのでしょうか。
このエピソードの醍醐味は、キャスト同士のセリフ回しのうまさ、シンプルな設定だけども、飽きさせない濃いストーリーラインにあります。
シーズン4、第12話 The one with the embryos(チャンドラーの仕事は何?)
このエピソードは、私の最もお気に入りなお話の一つと言っていいでしょう。
いわゆる、男子対女子の対決です。
「フレンズ」では、みんなでゲームをしたり、スポーツをしたりする場面もたくさんあります。その中でもこれは傑作です。
ひとまず予備知識だけ。
ジョーイとチャンドラーはある時、ひよことアヒルを飼いだしました。
そのひよこが大きくなって、ある問題が起こります。
その問題が引き金となり、女子対男子の、ゴングがなるわけです。
さて、手に汗握る、その戦いの行く末はいかに。
シーズン5、第14話 The one where everybody finds out(みんなが知ってしまう話)
みんなが何を知ってしまうのでしょう。
これを最初に見てしまったら、結構衝撃なネタバレになってしまいますので、楽しみを後に取っておきたい人は、最初からゆっくり見ることをオススメします。
このエピソードでは、キャストそれぞれの際立ったキャラクターを目にすることができます。
特に何がすごいって、フィービーです。一番の変わり者、フィービーの面白さを堪能できます。
シーズン7、第15話 The one with Joey’s new brain(ジョーイの脳は大女優)
とにかく笑いたい人にオススメ。
海外ドラマは、ジョークがたくさんですが、時事ネタであったり、英語の言い回してあったりして、字幕でもわからないことがあり、笑えないことってありますよね。
これは、みんなが笑えるエピソード。
ロス役のデイビット・シュワイマーは一番最初に配役が決まっていたというほどハマリ役で、彼のコミカルな演技力は最高です。
キャストみんなが役になりきっているのですが、この時ばかりは、デイビットの面白さに、他のキャストが一生懸命笑いをこらえています。
シーズン9、第8話 The one with Rachel’s other sister(感謝祭に悪魔降臨!?)
短い間の出演でも大きな印象を残す俳優が、スターと言えるでしょう。
「フレンズ」に出てくるキャストはもちろん輝いていますが、中には、たった1話だけに出演したゲストが本キャストを超えるほどの圧倒的なインパクトを見せてくれる作品があります。
これはその代表作です。
この時のゲストスターは、クリスティナ・アップルゲイト。映画「マーズ・アタック」や「俺たちニュースキャスター」などで知られる女優です。
彼女は、レイチェルの妹の一人、エイミーとして出演しています。
このエイミーの型破りな非常識っぷりが、すごい。
彼女はなんとこの時のこの一回の出演だけで、エミー賞を獲得しました。
一見の価値があります。
まとめ
さて、いかがでしたでしょうか。
「フレンズ」の面白さを語らせると暴走が止まらなくなります。
ここには紹介できませんでしたが、「フレンズ」にはもっともっと楽しいエピソードや記憶に残るシーンなどが満載です。
あなたの一押しを見つけてみてください。
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