Netflix(ネットフリックス)で配信中の映画『空飛ぶタイヤ』は、同名の池井戸潤の小説を原作とした作品で、ドラマ版とも違うキャストで描かれています。
主演は長瀬智也、助演にディーン・フジオカとキャストは格好良くなっており、気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回は、『空飛ぶタイヤ』のあらすじやみどころをネタバレ少なめにご紹介します!
『空飛ぶタイヤ』のあらすじ
運送会社を営む赤松(長瀬智也)は、従業員を第一に考えて人情経営で赤松運送を切り盛りしていました。
ある時、自社で取り扱うトラックが脱輪事故を起こし、女性を引いて死亡させてしまいます。
赤松は、整備士の門田の仕事を疑い解雇しますが、警察の取り調べで整備はしっかりとされていたことがわかり、門田に謝罪して復職させます。
トラックの製造元であるホープ自動車を疑い始めた赤松は、何度も調査依頼を出しますが、のらりくらりとかわされてしまいます。
諦めきれない赤松が、自ら脱輪事故を調べてみると、数年前にもホープ自動車のトラックが同じような事件を起こしていたことが判明。
実はホープ自動車はリコールすべきトラックの初期不良を隠しているのではないかという結論にいたり・・・というのが大体のあらすじです。
リコール隠しを取り上げた社会派の映画
『空飛ぶタイヤ』は、2000年に起きた三菱自動車のリコール隠し事件をモデルにしているのではないかと言われています。
この事件では23年もの間、トラックに関するリコール内容を間隠し続け、その関の販売台数は74万台以上もあったそうです。
映画では赤松の情熱とタフさでリコール問題を暴いていきますが、実際の事件では運送会社の社長は危機に追い込まれて廃業。
一方三菱自動車はなんとか経営を回復していったこともあり、三菱という会社の信頼やイメージを大幅に下げたことでも知られています。
ただ、この事件をきっかけに多くの大企業はリコールに対して迅速かつクリーンな対応が多くなったとも言えるので、『空飛ぶタイヤ』を通して「リコール問題」の重要さを知ることが出来るのではないでしょうか!
まとめ
ということで『空飛ぶタイヤ』をまとめると・・・
- 池井戸潤の小説が原作
- TVドラマ版とはキャストが全然違う
- 主演は長瀬智也とディーン・フジオカ
- 実際にあったトラックのリコール問題がテーマ
池井戸潤は「三菱自動車のリコール問題」がモデルだ!とは明言していませんが、映画好きのなかでは、ほぼ確定だろうと言われています。
実際に、親子を巻き込む交通事故、運送会社もあるのでほぼ間違いないのではないでしょうか?
気になる方は、映画版を見てみてくださいね!
海外ドラマが大好きな元シナリオライター。
月に100時間以上はドラマ・映画視聴に費やし、日々皆様におすすめできる作品を探している廃人です。
映画って本当にいいものですね。
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