機内に潜む犯人との奮闘を描いたリアム・ニーソン主演の「フライト・ゲーム」やジョディ・フォスターが主演し、機内で娘を連れ去られ存在すらも掻き消されてしまう密室誘拐サスペンス「フライトプラン」など、空の上が舞台となる数多くの作品を観てきましたが、Netflix(ネットフリックス)で絶賛配信中の映画「フライト」も、そんなフライト系映画の中でも記憶に残る作品の一つです!
英雄と称えられた機長が、生還した矢先にある疑惑を持たれてしまう主人公を、「トレーニング・デイ」「アメリカン・ギャングスター」など数多くの映画に出演する、演技派俳優デンゼル・ワシントンが見事に演じております。
『彼は英雄?それとも犯罪者?』という前代未聞のテーマのもと2012年に公開された話題の映画です。
今回は、そんな世界中で話題となった映画「フライト」の魅力をご紹介いたします。
恐ろしすぎると話題になった映画「フライト」
映画「フライト」は、トム・ハンクス主演の「ハドソン川の奇跡」、9.11同時多発テロでハイジャックされた飛行機を描いた「ユナイテッド93」などのような『航空機事故を描いた映画』史上、最も恐ろしくリアルな作品とも言われ大きな話題となりました。
今作では、パニック系映画のような恐ろしさや、飛行機事故による悲劇を描いているのではなく、“英雄”から“疑惑の英雄”として疑われてしまう主人公が本当に英雄なのか?というような、“映像では表現できない恐ろしさ”や“登場人物たちの予測できない行動、人間の業の深さ”などを描いた作品なのです!
また、監督が絶賛し、アカデミー賞脚本賞にノミネートされるほど完成度の高い、手に汗握る脚本も魅力です。
「フライト」ってどんな映画?
デンゼル・ワシントン演じるウィップ・ウィトカー機長は、ベテラン飛行機パイロット。
ウィトカー機長はいつも通りフロリダからアトランタ行きの旅客機に搭乗します。
機体が安定してきたところで副操縦士に任せ一時仮眠をとるのですが、アトランタ付近で乱気流に呑まれ飛行機が突如急降下し始めてしまい、絶体絶命の事態に。
ベテランウィトカー機長の冷静な判断と起点により、不幸中の幸いで被害を最小限に抑えることができ、無事に飛行機は着陸。
しかし、英雄と思われたウィトカーは、血液検査によってある一つの疑いが生まれてしまうのです・・・
デンゼル・ワシントンの演技力は格が違う!
ベテラン刑事と新米刑事の対立を描いた「トレーニング デイ」ではアカデミー賞主演男優賞。
ラッセル・クロウとの共演「アメリカン・ギャングスター」、人種差別による実話を基にした「遠い夜明け」、黒人公民権運動活動家マルコム・リトルを描いた「マルコムX」では、ゴールデングローブ主演男優賞ノミネート。
舞台「Fences(フェンス)」ではトニー賞受賞などと、黒人俳優として最も評価されている俳優といっても過言ではありません。
数々の作品で魅せるデンゼル・ワシントンの迫真の演技は圧巻で、もはや演じているようには見えないほど凄まじい演技力です。
そんな彼が「フライト」でも、疑惑の英雄を完璧なまでに演じきっており、視聴者の私たちまでもがウィトカー機長の立場に置かれてしまったかのような気持ちになってしまうほどです!
監督はあの不朽の名作を生んだ巨匠ロバート・ゼメキス!
彼の代表作といったら、トム・ハンクス主演の「キャスト・アウェイ」「フォレスト・ガンプ/一期一会」ですが、最も有名なのはやはり「バック・トゥ・ザ・ヒューチャー(BTTF)」!
また、CGアニメーションに力を注いできたゼメキス監督は、「ポーラー・エクスプレス」やジム・キャリー主演の「Disney’sクリスマス・キャロル」など、CGやVFXを駆使したものも得意としており、どんなジャンルでも名作を生んでしまう彼の才能は計り知れません。
Netflix(ネットフリックス)で絶賛配信中の「フライト」、ぜひ皆さんもご覧になってみてください!
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