俳優業を休業していたレオナルド・ディカプリオ。
実はここ最近、俳優としての復帰が期待される動きが見られています。
現在撮影中の映画”The Revenant”や、出演が決まっている”Mean Business on North Ganson Street”など、精力的に動き始めたように見てとれます。
そんな中、驚きのニュースが飛び込んできました。
ディカプリオ、Netflixとドキュメンタリー番組を製作!
これはNetflixのプレスリリースによる発表によるものです。「ディカプリオが主演の映画」ではなく、ドキュメンタリー番組です。
それでは、プレスリリースの詳細を見ていきましょう。
どんな番組になるの? Netflixとの協定の概要
「ディカプリオがドキュメンタリー番組を製作?」とつい感じてしまうところですが、プレスリリースや彼のホームページを見ると、「なるほど!」と納得するかもしれません。
ここから、Netflixのプレスリリースを紹介します。
Netflixと俳優でプロデューサー、慈善活動家でもあるレオナルド・ディカプリオおよび制作会社のAppian Wayは、ノンフィクションの企画をファーストルック契約(※1)を特別に独占契約に合意しました。(これは)これから放映予定のドキュメンタリー番組と、シリーズに関する契約です。
複数年契約で、Netflixとディカプリオは事実をベースとした企画、特に環境問題や自然環境保全をテーマとして重視していく予定です。未発表のドキュメンタリーやシリーズで、実在するプロジェクトなどで補足していくこともあります。
ディカプリオは、プロデューサー、もしくはエグゼクティブプロデューサーとして、すべての企画の立ち上げから関わる予定です。
また、最初のドキュメンタリー番組制作は、2015年のアカデミー賞ドキュメンタリー部門にノミネートされた作品『VIRUNGA』と組むこととなりました。
※1.ファーストルック契約とは…映画監督や制作会社の企画を特定の配給会社が優先的に見ることのできる契約のことで、いわゆる優先高承権契約の一形態のこと。
番組作りへ向けて、ディカプリオのコメント
Netflixと『VIRUNGA』の制作に携われることは、我々が視聴者に広くシェアしていきたいと考えていた目標でもあったプロジェクトです。
これほど我々の惑星が危機的状況にあることは、これまでありませんでした。いま、我々が直面している問題を伝えていくことのできる有能な人が必要なのではないか。それこそが意味を成すのではないかと考えています。
このNetflixとの契約を通して、ドキュメンタリー番組の製作者が、切迫した重要なテーマを作品として世界中の視聴者に早く伝える機会を与えられたらと、私は願っています。
このコメントに対し、Netflixのチーフ・コンテンツ・オフィサーも「今回の契約はディカプリオと『VIRUNGA』との信じられないほどの関係の良さから、自然の流れで大きくなった話です。私たちは、高品質のドキュメンタリー番組やシリーズを作ることで、より想像力を刺激し、わかちあうことができることを願っています」と伝えています。
『VIRUNGA』とは?
アフリカのコンゴにある紛争地帯にある『ヴィルランガ国立公園』を舞台に、命懸けでゴリラたちの生命を守る人々の勇姿を描く、ドキュメンタリー映画。
最高で、最悪でもあるヒトを動物と対比させることで、印象深い作品に仕上がっています。
今回のドキュメンタリー番組化の契約は、一過性の作品として終わらせるのではなく、継続してこの問題と向き合おうとしている様子が伝わってくるものとなりそうです。
俳優業を休業中は、トラやゾウの保護のため寄付をしたり、海洋環境保護のための活動や国連の気候サミットで声明を発表するなど、環境保護のための活動を積極的に行ってきたディカプリオ。
ライフワークとして取り組んでいる課題について、製作者側としての立場で携わることができるは、彼にとっても大きなターニングポイントとなることでしょう。
(参考)
NETFLIX AND LEONARDO DICAPRIO TO PARTNER ON UPCOMING DOCUMENTARY PROJECTS
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